※ この記事にはプロモーションが含まれています。
子どもの世話をしていると、自分が半日水を飲んでいないことに気づきません。夕方になって頭が重いのは疲れではなく、単なる脱水だったという日が何度もありました。
在宅勤務で家にいるのに水を飲まない、というのは自分でも不思議でした。冷蔵庫まで3メートルなのに行かない。理由を考えると、抱っこ中は片手が塞がっていて、コップに注ぐという動作ができないからです。飲まないのではなく、飲めない体勢が続いている。それに気づいて、手元に置ける容器を見直しました。
コップをやめて、蓋つきの容器に替えた
最初の対策は単純で、デスクにコップを置くのをやめました。子どもが動くようになると、机の上の開いたコップは倒れるものです。実際にキーボードの上に麦茶をぶちまけたことがあって、それ以来デスクに蓋のないものは置かないと決めました。
蓋つきに替えて、飲む回数が明確に増えました。理由は倒れないからだけではなくて、中身が減らないからです。開いたコップは氷が溶けて薄まるし、しばらく置くと飲む気がなくなる。蓋があると2時間前に入れた麦茶でも普通に飲めます。
置き場所も決めました。デスクの右奥、モニターの脇。ここに必ずあるという状態を作ると、無意識に手が伸びるようになります。毎回どこに置いたか探している間は、飲む回数は増えませんでした。
片手で開けられるかどうかが、最大の条件
候補を絞る条件は最終的に1つでした。片手で開けて、片手で飲めること。
ねじ式のキャップは、片手だと開けられません。本体を押さえてキャップを回す必要があるので、両手が要る。子どもを抱いた状態では使えない。うちで最初に買ったステンレスボトルがこれで、結局デスクの飾りになりました。
今使っているのはFJbottle 水筒 500ml 真空断熱 保温・保冷 直飲みステンレスボトル(スポーツ飲料対応、洗浄用スポンジ付き)です。ワンタッチで蓋が開くタイプで、親指1本で開閉できます。
ワンタッチ式の短所も書いておくと、まず構造が複雑です。蓋の内側にパッキンとバネが入っていて、パーツ数が増える。それと、カバンの中でボタンが押されて開くリスクがゼロではありません。うちのはロック機構が付いているので今のところ事故はありませんが、ロックの有無は買う前に確認したほうがいいです。
もうひとつ、ワンタッチのボトルは飲み口が小さいので、氷が入りません。夏場に家で使うぶんには、これが地味に不便でした。楽天だとサーモスのJNL-S500あたりが2,780円ほどで、同じワンタッチ系の定番として買いやすい価格帯です。
保温時間は、実測すると表示の半分だと思っておく
スペック表には「6時間で68℃以上」のような数字が書いてあります。これは満量で、開閉しない条件での値です。
実際に測ってみました。朝8時に沸かしたての湯を入れて、30分に1回くらい飲む使い方をすると、12時の時点で55℃程度。飲むたびに蓋を開けるので、当然速く冷めます。表示の保温時間は、飲まない場合の数字だと考えておくと期待を裏切られません。
それと容量が減ると保温性能は落ちます。500mlのボトルに200mlしか入れていない状態だと、空気の層が大きいぶん冷めるのが速い。うちは家用は満量で入れる、というだけの対策をしています。
冷たいほうは保冷のほうが体感で優秀でした。朝に氷と麦茶を入れておくと、夕方まで冷たい。むしろ結露しないのがステンレス真空断熱の一番ありがたいところで、デスクに直接置いても書類が濡れません。プラスチックのタンブラーを使っていたころは、コースターが必須でした。
洗いやすさで、続くかどうかが決まる
買って3ヶ月で使わなくなるボトルの原因は、だいたい洗いにくさです。
確認するポイントは3つあると思っています。飲み口が広くて手が入るか、パーツが分解できるか、パーツの数が少ないか。うちのボトルはパッキンを2つ外せて、本体は口径が広くてスポンジが入ります。付属の細長いスポンジがあるのは正直ありがたい。
逆に、パッキンが外せないタイプは避けたほうがいいです。以前使っていたタンブラーの蓋がそれで、パッキンの裏に汚れが溜まっているのが見えるのに取れない。3ヶ月で捨てました。分解できない部分がある容器は、必ずそこから寿命が来る。
食洗機対応かどうかも見ましたが、ここは妥協しています。真空断熱のステンレスボトルは食洗機非対応のものが多く、対応品を探すと選択肢が減る。うちは手洗い前提で、その代わりパーツ数の少ないものを選びました。洗うのに1分かからなければ、手洗いでも続きます。
家用と外用は、分けたほうがよかった
1本を家でも外でも使い回そうとして、うまくいきませんでした。
外に持ち出すには、漏れないこと、カバンに入るサイズであること、多少ぶつけても平気なことが要ります。家で使うには、口が広くて洗いやすく、置いたときに安定していて、机の上で邪魔にならない形がいい。この2つは両立しません。
今は外用にワンタッチの500ml、家用に蓋つきのタンブラーを1つ。タンブラーは口径が広いので氷が入るし、洗うのも楽。持ち歩かない容器は、漏れない性能に金を払わなくていいぶん、洗いやすさに振れます。
2本になると洗う手間は増えますが、外用は毎日持ち出すわけではないので、実際の負担はそこまで変わりませんでした。むしろ1本を洗っている間に飲むものがない、という状態が消えたのが大きい。
容量は、飲みたい量ではなく持てる重さで決める
最初は750mlを買おうとしていました。1日に飲む量を考えると、大きいほうが補充の回数が減って合理的に見えたからです。
やめたのは重さでした。500mlのステンレスボトルは本体が約250g、満水で750g前後。750mlだと満水で1kgを超えます。抱っこ紐で子どもを抱えた状態でカバンにこれを入れると、肩にはっきり効いてくる。ベビーカーのフックに掛けるにも重い。
500mlなら、外出先で足りなければ買えばいい。そう考えると、大きさで解決しようとしていたのは間違いでした。持ち歩く道具の容量は、必要量ではなく許容重量から逆算するほうが現実に合っています。
半年で変わったのは、飲む回数だった
今は1日に1.5リットルくらいは飲めています。以前は測ったこともなかったので比較はできませんが、夕方の頭の重さは明らかに減りました。
結局のところ、道具が解決したのは「飲む量」ではなく「手を伸ばすまでの距離」です。片手で開く、倒れない、置き場所が決まっている。この3つが揃うと、意識しなくても回数が増える。意志の力で水を飲もうとした2ヶ月は、まったく続かなかったんですよね。
ちなみに妻にも同じタイプを1本買いました。授乳中は特に水分が要るので、こちらのほうが切実です。色違いにしないと、どちらのものか分からなくなる。これは実際にやらかしてから学びました。
この記事は食まわりの個別レビューです。食事をどう回すかの全体像は共働きの食事をどう回すか|1週間の仕組みにまとめています。

