動物園と水族館|何ヶ月から楽しめるか

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子どもの体重が7kgを超えたあたりから、抱っこの疲れ方が変わりました。それまでは腕が重いという感覚だったのが、肩と首の付け根に痛みとして残るようになった。夕方になると、パソコンの前で首を回している時間が増えます。

原因は重さそのものというより、重さをどこで受けているかにあるようです。うちで使っている抱っこ紐は肩ベルトと腰ベルトの両方があるタイプですが、家の中でのちょっとした抱っこでは装着が面倒で、結局そのまま腕で抱えている。その積み重ねが効いていました。そこで導入したのがヒップシートです。

肩が痛くなる原因は、重さの受け方にある

7kgを腕だけで支えると、荷重は肩と腕にそのまま乗ります。米袋の小さいものを片手で抱えて家の中を歩き回っている、と考えると分かりやすい。しかも赤ちゃんは動くので、バランスを取るために体幹をひねった姿勢が続きます。

ヒップシートは、腰に巻いたベルトの前側に台座が付いていて、そこに子どもを座らせる構造です。体重は台座を経由して腰骨に乗る。腕は落ちないように添えるだけになるので、支える仕事の大半が肩から腰へ移ります。

実際に着けてみると、腰で受けている感覚がはっきり分かります。同じ7kgでも、肩に食い込む重さと、腰骨の上に乗っている重さでは疲れ方がまるで違う。リュックを背負うときに腰ベルトを締めるかどうかで疲れ方が変わるのと、たぶん同じ理屈です。

使い始めてまず変わったのは、抱っこしたまま片手が使えるようになったことでした。台座に座っていれば子どもが安定するので、もう片方の手でコップを持ったり、洗濯物を取り込んだりできる。これは想像していたより効きました。

大きく分けて三つのタイプがある

買う前に整理して、だいたい三種類あることが分かりました。台座と腰ベルトだけのシンプルなもの、肩ベルトが付いて抱っこ紐としても使えるもの、そして台座部分が収納ポーチになっているものです。

肩ベルト付きは対応範囲が広い代わりに、装着に時間がかかります。台座だけのタイプは装着が数秒で済むぶん、子どもを常に手で支えている必要がある。私が選んだのは後者に近い、腰ベルトと台座だけのクイックタイプでした。

収納ポーチ兼用タイプも一度は検討しました。台座の中に財布やスマホが入るので、手ぶらで近所に出られる。ただ、荷物を入れると台座が重くなって、使わないときの腰への負担が増える気がして見送りました。ここは好みが分かれる部分だと思います。

選んだ理由は用途がはっきりしていたからです。長時間の外出には従来の抱っこ紐を使う。ヒップシートに求めたのは、家の中と、玄関先と、車の乗せ降ろし。全部が数分で終わる場面なので、装着の速さが最優先でした。

「寝たら下ろす、起きたら抱く」の回数が多すぎた

導入を決めた直接のきっかけは、回数です。試しに数えてみたら、平日の在宅勤務日でも抱き上げる回数が20回を超えていました。ぐずったら抱く、寝たら下ろす、また泣いたら抱く。一回あたりは1〜2分でも、その都度抱っこ紐を装着していたら仕事になりません。

もう少し正確に言うと、問題は回数ではなく「準備時間の合計」でした。抱っこ紐の装着に30秒かかるとして、20回なら10分。しかも泣いている横で作業するので、体感の負担は時間以上です。

ヒップシートを腰に巻いたまま座って仕事をして、泣いたら立ち上がって座らせる。この運用にしてから、抱き上げるまでの時間が明らかに短くなりました。装着が遅いと、結局使わずに腕で抱えてしまう。速さは思っていた以上に重要な要素でした。

買ったもの、と気になっている点

選んだのは、座面に突起が付いたクイック仕様のモデルです。突起があると子どものお尻が前にずり落ちにくく、傾斜で滑る感覚が減ります。フリーサイズで、腰回りの調整幅が広いので妻とも共有できました。抱っこ紐は身長差があると付け直しが面倒なんですが、これは巻き直すだけで済みます。

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不満もあります。まず、嵩張る。台座が硬い箱状なので、使わないときの置き場所に困ります。畳めるタイプではないので、外出時にバッグへ入れるという運用は現実的ではない。腰に巻いたまま持ち歩くか、置いていくかの二択です。

それと、夏は暑い。腰にベルトを巻いて、その上に子どもが密着するので、接地面が汗ばみます。子どもの脚も台座に乗っているぶん蒸れる。うちは短時間しか使わないので実害は少ないものの、真夏に長時間使うなら通気は気になる部分だと思います。

失敗と言えるのは、最初にサイズの合わないものを買いかけたことです。腰回りの対応範囲を見ずに、デザインと価格だけで候補を決めていた。妻と共有する前提なのに、それだと片方にしか合わない可能性があった。注文する前に対応サイズの表記を見つけて、慌てて選び直しています。

もうひとつ、腰ベルトの締め方が緩いと台座が下を向いてきます。最初これに気づかず、座らせるたびに子どもがずり落ちそうになって焦りました。しっかり締めるとお腹が苦しい、緩めると下がる。この調整点を見つけるまで何日かかかっています。

抱っこ紐と使い分けている

結局、ヒップシートは抱っこ紐の代わりにはなりませんでした。両手が完全に空くわけではないし、寝落ちしたときにそのまま歩き続けるのも無理がある。長い移動は今も肩ベルト付きの抱っこ紐です。

いま線を引いているのは、10分という時間です。10分より短い抱っこはヒップシート、それ以上になりそうなら抱っこ紐。家の中と近所のコンビニまではヒップシートで、駅まで歩く日は抱っこ紐。この区切りにしてから迷わなくなりました。

それと、抱っこ紐は洗濯に時間がかかります。厚みがあるので乾きにくい。ヒップシートを併用していると、抱っこ紐を洗っている日でも困らない、という副次的な効果もありました。これは買う前に想定していなかった利点です。

両方を兼ねる肩ベルト付きモデルにしなかったのは、兼用にすると装着の速さが犠牲になると考えたからです。そこは実際に使ってみても、判断としては間違っていなかったと思っています。

買うタイミングは、体重で判断していい

月齢ではなく体重で考えるのがいいと思います。腰がすわっていることは前提ですが、そのうえで抱っこが「重い」ではなく「痛い」に変わったときが買い時です。うちの場合はそれが7kgあたりでした。

逆に、それより前に買っても出番は少なかったはずです。軽いうちは腕で足りるし、腰がすわる前は台座に座らせること自体ができない。早く買っても寝かせておくだけになります。

もうひとつ判断材料になるのが、抱っこする人の腰の状態です。もともと腰痛があるなら、腰だけで受ける構造は逆にきつい可能性がある。私は腰は問題なくて肩が先に来るタイプだったので合いましたが、そこは人によって答えが変わるところだと思います。

価格は1万円前後が中心帯で、耐荷重20kg対応の製品もあります。数年使えると考えれば高くはないものの、体格や使う場面によって合う合わないがはっきり出る道具でもある。腰回りのサイズと、自分がどんな場面で使いたいのかを先に決めてから選んだほうがいいと思います。

この記事は子連れ旅行の個別記事です。実際に行ってみた全体の記録は赤ちゃん連れ旅行|生後6ヶ月で行ってみた記録にあります。

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