保冷バッグ|離乳食と飲み物を持ち歩く

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離乳食が始まってから、外に出るときの荷物の中身が明確に変わりました。それまでは着替えとおむつとミルクの道具で、どれも常温で困らないものばかり。そこに「傷むかもしれないもの」が加わった瞬間、荷物の考え方が別物になります。うちの子は今6ヶ月で、9月に入ってもまだ日中28度を超える日がある。作ったおかゆを2時間ぶら下げて公園まで持っていっていいのか、という不安から保冷バッグを買い直すことになりました。結論から言うと、買ったバッグは公園には大きすぎました。

常温で持てないものが荷物に混ざった日

最初にひやっとしたのは、7月の終わりに近所の公園へ行ったときです。10倍がゆを小さいタッパーに入れて、スーパーでもらったような薄い保冷バッグに保冷剤を1個添えて出ました。家を出たのが10時半、公園に着いて遊ばせて、食べさせようとしたのが12時前。バッグを開けたら保冷剤はほとんど溶けていて、タッパー自体もぬるい。においも味も変ではなかったんですが、食べさせるかどうか妻と数秒迷って、結局その日は持ち帰って捨てました。1時間半でこれかと。

大人なら「まあ大丈夫だろう」で済ませる温度でも、6ヶ月の子に食べさせるとなると判断の基準が変わります。私は仕事柄、閾値を決めて機械的に判断するのが好きなんですが、この件に関しては閾値を持っていなかった。そこで、まずは温度を保つ側の道具をちゃんとしようという話になりました。

保冷剤1個では、そもそも足りていなかった

調べてみると、うちのやり方は保冷剤の量が単純に不足していました。よく言われるのは、保冷剤は冷やしたいものの上に置くということ。冷たい空気は下に落ちるので、下に敷くより上に載せたほうが中身全体に行き渡ります。私は保冷剤をタッパーの横に立てて入れていて、これはいちばん効きにくい置き方でした。

もうひとつが枚数です。ケーキ屋でもらうような20g程度の小さいものだと、真夏の外気にさらされた薄いバッグの中では1時間もたないことがある。一般的には、外気温が高いほど保冷剤の量を増やし、バッグ内の空きスペースを減らしたほうが持ちがよいとされています。うちは今、離乳食を持ち出すときは250gクラスの保冷剤を2個、上に1個、隙間に1個という置き方にしました。それでも真夏の日中に3時間4時間を安心して預けられるとは思っていません。

あと地味に効いたのが、バッグの中の空気を減らすことです。中身が少ないときはタオルを1枚丸めて突っ込む。空気が多いと、開け閉めのたびにその空気が入れ替わって冷気が逃げます。

40Lのソフトクーラーを4,980円で買った

それで買ったのが、楽天で見つけた40L ソフトクーラーボックス 底板付き 保冷バッグ 大容量 900D 折りたたみ 多層断熱 撥水 肩掛けです。4,980円でした。決め手は底板が入っていることと、断熱層が薄いアルミ1枚ではなく多層になっていること。生地が900Dの厚手で、外側が撥水仕様なのも公園向きだと思いました。

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実際に使ってみて、底板の効果ははっきりありました。薄い保冷バッグだと、地面に置いた瞬間にぐにゃっと形が崩れて、中でタッパーが横倒しになる。おかゆが蓋の裏にべったり付いた状態で開けるのは、外だと本当に面倒なんですよね。底板があると自立するので、置いても倒れないし、上から荷物を載せても中身が潰れません。折りたたむと薄くなるので、使わない日は玄関の棚に立てて置いています。

公園には大きすぎた、という失敗

で、失敗の話です。40Lは公園には大きすぎました。

私はスペックを見るときに「大は小を兼ねる」で考えがちで、どうせなら容量が大きいほうが使い回せるだろうと判断したんですが、実際に必要だったのはタッパー2個と麦茶と保冷剤だけ。容量にすると3Lもありません。40Lのバッグにそれを入れると中身がスカスカで、さっき書いた「空気を減らす」の逆をやることになります。しかも空の状態でもそれなりにかさばるので、ベビーカーの下のカゴに入れると他のものが入らない。肩掛けにすると、抱っこ紐と紐が干渉します。

今は使い分けています。近所の公園に1〜2時間なら、以前から持っていた5Lくらいの小さい保冷バッグ。半日いる予定の日や、大人の飲み物とお弁当も一緒に運ぶ日は40Lのほう。買い替えたというより、用途がずれていただけなので、大きいほうは今のところ月に2回くらいの出番です。最初から「公園用」と割り切って小さいものを選んでいれば、無駄にはならなかった。

ミルクのお湯は、保冷バッグでは1ミリも解決しない

買ってから気づいた当たり前のことがあります。保冷バッグはミルク用のお湯の問題を一切解決しません。

うちは離乳食が始まってもミルクは続いているので、外出時はお湯が要ります。保冷バッグをちゃんとしたら荷物が一本化できると勝手に思い込んでいたんですが、当然ながら冷やす道具と温度を保つ道具は別物で、お湯は魔法瓶が別に必要でした。うちは450mlの保温ボトルに熱湯を入れて持ち歩き、湯冷まし用の水を別のボトルに入れています。バッグを大きくしたところで、この2本は減りません。

結果として、保冷バッグを導入して荷物は増えました。減ったのは不安のほうだけです。これは買う前に気づいておきたかった。

不満点と、心配な日は市販のベビーフードにしている話

短所も書いておきます。まず、繰り返しになりますが40Lは空でもかさばる。畳めば薄くなるものの、玄関に置き場所が要ります。それと内側のにおいです。麦茶をこぼしたまま帰って半日放置したら、翌日に開けたときに酸っぱいにおいが残っていました。内側は撥水生地なので拭けば汚れは取れるんですが、においは1回拭いただけでは抜けない。今は帰ったらすぐ中身を出して、口を開けたまま一晩干しています。

洗いにくさも同じで、丸洗いできる構造ではないので基本は拭き取りです。断熱材が入っている以上、じゃぶじゃぶ洗って乾かないほうが困る。ここは仕方ないと思っています。

そして肝心の話。保冷バッグに入れたからといって、手作りの離乳食を長時間持ち歩いていいという保証にはなりません。うちは移動と滞在を合わせて2時間を超えそうな日は、手作りを諦めて市販のベビーフードにするという運用に落ち着きました。常温で保管できるパウチや瓶詰めなら温度の心配がそもそも発生しないので、判断に迷う時間がゼロになる。保冷バッグは、あくまで1〜2時間の外出を安心して過ごすための道具として使っています。月齢や食材によって扱いは変わるので、気になるときは自治体の離乳食相談や小児科で聞いたほうが早いです。

最後に

この夏で分かったのは、保冷バッグを買うと不安が消えるわけではなく、判断のラインが引きやすくなるだけだということでした。保冷剤2個を上に置いて、隙間を埋めて、2時間以内に食べさせる。それを超えるならベビーフードに切り替える。この線が決まってからは、出かける前に迷わなくなりました。40Lを買ったのはやりすぎでしたが、底板があるバッグの安定感は想像以上だったので、次に小さいのを買うときも底が硬いものを選ぶと思います。

この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

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