三輪車とキックバイク|いつから乗れるか

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先週の土曜、近所の公園のベンチで子どもに麦茶を飲ませていたら、目の前をキックバイクの子が走り抜けていきました。たぶん3歳くらい。少し後ろから、2歳前後の子が三輪車を親に押されて通っていく。うちの子は生後6ヶ月で、まだ支えなしで座るのがやっとです。当然どちらもまだ乗れません。それでも、あれはいつから買うものなのかが急に気になって、その日の夜に調べ始めました。結論から書くと、今回は買わずに保留にしています。ただ調べた内容は1年後の自分に残しておく価値があったので、まとめておきます。

公園で追い越されて、そのまま2時間調べた

きっかけは完全に「見た」だけです。うちの子はまだ何も乗れないのに、キックバイクの子が地面を蹴って加速していく様子を見ていたら、あれを買うタイミングっていつなんだろうという疑問が残りました。ベビーカーやチャイルドシートみたいに月齢で明確に決まっているものと違って、乗り物系はよく分からない。

その日の夜に通販サイトの商品ページを20件ほど開いて、対象年齢とサドルの高さと重量だけをメモに写していきました。エンジニアの職業病で、こういうときはまず数字を表にしないと気が済まないんですよね。2時間かけて分かったのは、表示されている対象年齢はほとんど参考にならないということでした。同じ「2歳から」の製品でも、実際に足がつくかどうかは全然違う。

三輪車は1歳半、キックバイクは2歳から、が多い

まず表示の話から。三輪車は一般に1歳半から2歳前後を対象にした製品が多いとされていて、下は1歳から、と書かれているものもあります。キックバイク(ペダルなしの、地面を蹴って進むタイプ)は2歳からのものが主流で、上は5歳くらいまで。つまり紙の上では、三輪車のほうが半年から1年ほど早く乗り始められることになっています。

ただ、この「1歳半から」の三輪車が想定しているのは、たいてい自分でこぐ姿ではありません。押し手棒を親が持って押している状態を含んでの1歳半です。ペダルを自分で回して前に進めるようになるのはもっと後で、2歳半から3歳くらいという話をよく見かけました。ペダルは踏み込むだけでなく、片方が上がってきたときに脚を引き上げる動きが要るので、意外と難しいらしい。

キックバイクのほうは、そもそもペダルがないので「地面を蹴る」という一動作だけです。だから乗れるようになるのは早いという説明が多かったんですが、代わりに両足で自分の体を支えられることが前提になります。歩き始めて数ヶ月では厳しいわけです。

年齢表示より、股下とサドルの最低高で決まる

調べていていちばん腑に落ちたのがここでした。乗れるかどうかを決めるのは月齢ではなくて、身長、というより股下の長さです。

理屈は単純で、サドルにまたがったときに両足の裏がべったり地面につかないと、キックバイクは止まれない。ブレーキがついていても、小さい子は手でブレーキを握るより先に足を出します。だから股下の長さがサドルの最低高を上回っていないと、そもそも安全に乗れません。つま先立ちでギリギリ、では怖くて乗れないはずです。

なので商品ページで見るべき数字は対象年齢ではなく、サドル最低高の数値だと理解しました。12インチのキックバイクだとサドル最低高は30cm台前半から中盤あたりの製品が多いようです。一方で2歳児の股下は個人差が大きく、同じ2歳でも数cm違う。うちの子が2歳になったとき何cmかは今から分かるはずもないので、買うのは実際に股下を測ってからという結論になりました。壁に背中をつけて立たせて、股のところに本を水平に当てて床からの高さを測る、あのやり方です。これは買う直前にやればいい。

発達には個人差があるので、周りの子が乗っていてもうちがまだでも気にしない。心配なら健診で相談すればいい話です。

押し手棒付きの三輪車は、実質ベビーカーだった

三輪車を調べる中で、選択肢として大きかったのが押し手棒(かじ取り棒)付きのタイプです。親が後ろから棒を持って押せて、前輪の向きも棒側で操作できるものがある。子どもは座って足を乗せているだけでいい。

これは要するに、ベビーカーの代わりに使える三輪車です。公園まで押していって、着いたら棒を外して自分でこがせる。散歩と遊びが1台でつながるのは魅力的でした。日よけの幌やガードがついたモデルもあって、そうなるともう見た目もベビーカーに近い。

ただし代償があります。押し手棒と幌がつくぶん重くて、10kg近いものも珍しくない。そして基本的に畳めません。折りたためるモデルもありますが、畳んでもそれなりの体積が残ります。うちは2LDKの賃貸で、玄関の土間はベビーカー1台でほぼ埋まっている状態です。ここにもう1台、畳めない乗り物を置く場所が思いつきませんでした。エレベーターに乗せて毎回上げ下げする姿を想像した時点で、私の中で三輪車の優先度はかなり下がりました。

キックバイクは軽い。ただし親からは止められない

その点キックバイクは軽いです。12インチのものでだいたい3kgから4kg前後。片手で持って階段を上がれる重さです。押し手棒がないので構造も単純で、置き場所も三輪車よりは融通が利く。

候補として見ていたのは、楽天で7,920円のarcobaのキックバイクです。12インチでブレーキ付き、ペダルなしのバランスバイクで、対象は2歳から5歳。軽量をうたっているタイプで、ハンドルとサドルの高さが調整できます。ブレーキが最初からついているのは、後々スピードが出るようになったときに効いてくるはずだと思って候補に残しました。

キックバイク 12インチ ブレーキ付き arcoba 子供用 安全 何歳から 室内 室内運動 外遊び 運動不足 解消 体幹 バランス感覚 2

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Amazonで見る楽天市場で見る

Amazon側ではKRIDDOの12インチも見ていました。こちらも2歳から5歳で、ハンドルとシートの調節ができるタイプ。この価格帯はどれも似た構成で、最後はレビューにサドル高の実測を書いている人がいるかで決めそうです。

ただ、軽くて自走できるということは、裏を返すと親が制御できないということでもあります。押し手棒付きの三輪車なら親が止められますが、キックバイクは子どもが自分で止まるしかない。坂道の下りで加速したときに親が追いつけるのか、という不安はずっと残りました。実際、公園で見ていても、キックバイクの子の親はだいたい小走りでついて回っています。

ヘルメットと、走らせる場所を先に決める

調べていて一番はっきりしたのは、本体より先にヘルメットを決めるべきだということでした。キックバイクは自分の脚で走るより速く、しかも転ぶときは前のめりに投げ出されます。ヘルメットは必須で、本体とセットで予算を組むものだと考えています。

選ぶときに見るのは、頭囲に合うサイズかどうか、ダイヤルなどで細かく調整できるか、あご紐が指1本分の余裕で締まるか、それとSGマークのような安全基準の表示があるか。安全基準の考え方は製品や規格によって違うので、そこは表示を確認するのが確実です。かぶらせて嫌がるかどうかは実物を試さないと分からないので、ここだけは店頭で買うつもりでいます。

もうひとつが場所です。当然ながら公道は走らせられません。歩道でも、キックバイクは遊具に近い扱いになるので基本は避けるものだと理解しています。公園ならどこでもいいわけでもなく、乗り入れを禁止している公園や、通路での走行が禁止された区画もあります。うちの近所の公園も、看板を読み直したら「園路での自転車の走行はご遠慮ください」と書いてありました。走らせる場所を先に確保していないと、買っても持って行く先がない。

今は買わない、と決めた理由

結局、今回は買いませんでした。理由は3つです。

ひとつめは、そもそも1年半以上先の話だから。サドル最低高と股下を照合しないと選べないと分かった以上、今買うのは当てずっぽうになります。ふたつめは置き場所。玄関にもう1台は物理的に入りません。みっつめは、使える期間が短いこと。2歳から5歳といっても、実際に乗るのは1年から2年くらいだという話をよく見ました。数年で処分するものを、まだ乗れない段階から置いておくのは私の性格に合いませんでした。

それと、どの製品も組み立てが要ります。ハンドルを差してボルトを締める程度らしいんですが、締め付けが甘いと危ない箇所でもあるので、届いてすぐ乗れるとは思わないほうがよさそうです。

今できることは、公園で乗っている子を観察して、サドルの高さと足の着き方を見ておくくらい。メモは残したので、2歳が近づいたら股下を測って、この数字と突き合わせます。買うのはそれからで間に合うはずです。

この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

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