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ラグ選びで見るべきは、色でも素材でもなく、洗濯機に入るかどうかでした。離乳食が始まって2ヶ月、うちのラグは3回洗っています。かぼちゃのペースト、吐き戻したミルク、ひっくり返した麦茶。どれも予測できたはずのことで、実際に汚れた瞬間に「洗えないラグを敷いていたら詰んでいた」と思いました。この記事は、賃貸のリビングに敷くラグを、洗えるかどうかだけを基準に選び直した話です。
前に敷いていたラグは、3年で1回も洗っていない
結婚したときに買ったシャギーラグがありました。約200×250cm、毛足が3cmくらいある厚手のもの。座り心地は良かったです。冬は足元があたたかいし、テレビを見ながら床に寝転がるのが快適でした。
ただ、洗ったことが一度もありません。3年間で0回です。理由は単純で、家庭用の洗濯機に入らないから。コインランドリーの大型機なら入る可能性はありましたが、乾いた状態で6kg近くあって、濡れたら持ち帰れる重さではない。クリーニングも調べたら数千円かかると分かって、結局そのまま使い続けました。
子どもが生まれる前は、これで問題なかったんです。洗わないという選択が成立していたのは、汚れないからでした。汚れる前提になった時点で、この選択は破綻します。
洗濯機に入るサイズから逆算した
買い替えるときに最初に測ったのは、部屋ではなく洗濯機でした。うちは縦型の7kgタイプで、洗濯槽の容量から考えると、ラグは1.5畳くらいが限界です。
選んだのは135×185cmのフランネルタイプ。約1.5畳です。洗濯表示は洗濯ネットに入れて弱水流、というもの。実際に洗ってみると、丸めてネットに押し込んで、なんとか入るという感じでした。余裕はありません。もう一回り大きい185×185cmだと、たぶん無理だったと思います。
サイズを1.5畳に落とした代償は、はっきりあります。7畳のリビングに135×185cmを敷くと、床の半分以上が板張りのまま残ります。ラグの端でハイハイが止まる、というより、ラグの外に出た瞬間に床が固い。以前の200×250cmのときは、リビングのほぼ全面がラグでした。この差は大きいです。
もう1枚買い足して並べる案は検討しました。ただ、2枚並べると継ぎ目ができて、そこに子どもの指が引っかかりそうだったのでやめています。いまは、ラグの外に薄いジョイントマットを部分的に足して対応しています。
実際に洗った3回で、分かったこと
1回目はかぼちゃのペーストでした。手づかみで食べさせた日、子どもが手を振ってラグに飛んだ。すぐに拭いたんですが、繊維の間に黄色い色が残りました。
洗ってみると、色は落ちました。ただ、乾燥に丸1日かかります。うちは室内干しで、風呂場に浴室乾燥をかけても半日以上。その間、リビングの床は板張りです。子どもをそこで遊ばせるわけにいかないので、洗う日は洗面所か寝室で過ごすことになる。洗える、というのは洗っている間の代替手段が要るということでした。これは買う前に想像していませんでした。
2回目、3回目で分かったのは、洗うたびに毛が少し寝るということです。3回洗った時点で、新品時のふわっとした感じは明らかに減っています。掃除機をかけると多少戻りますが、完全には戻りません。これは価格帯からして仕方ない部分だと思っています。
あと、洗ったあとに滑り止めの効きが弱くなった気がします。裏面のドット状の滑り止めが、洗濯で少し変形したのかもしれません。実測したわけではなく体感です。
滑り止めは、大人のためでもある
ラグの滑り止めは、子どものためだと思っていました。実際には、大人のほうが危ないです。
理由は、子どもを抱っこして歩くからです。7kgの子どもを抱えていると、自分の重心が前に出ます。その状態でラグの端を踏んで、ラグが2cm滑ったら、たぶん転びます。しかも手はふさがっているので受け身が取れない。これは想像するだけでかなり怖い。
いま使っているラグは裏面に滑り止め加工がありますが、それでも掃除機をかけると少しずつずれます。週に1回、位置を直しています。完全に固定したいなら、別途ラグ用の滑り止めシートを敷く方法もありますが、うちはシートを増やすと洗う対象が増えるのでやっていません。
ちなみに、床が滑るのはラグだけの問題ではありませんでした。うちのリビングはクッションフロアではなくフローリング調の床材で、靴下で歩くと普通に滑ります。子どもがハイハイを始めてから、私は室内で靴下を履くのをやめました。
毛足の長さは、掃除のしやすさで決めた
毛足の長いラグは、見た目も座り心地もいいです。ただ、掃除は明らかに大変になります。
前のシャギーラグは、毛足の間に細かいゴミが沈みました。掃除機をかけても、毛をかき分けないと吸えない。パンくずやビスケットの粉が入ると、ほぼ取れませんでした。離乳食が始まると、この手の細かい固形物が毎日発生します。
いま使っているのは毛足が短めのフランネルで、掃除機を一往復させれば表面のゴミはだいたい取れます。ヘッドが引っかからないので、片手でかけられるのも楽です。子どもが昼寝している間に静かにかけたいとき、これは地味に効きます。
逆に、クッション性は低いです。ハイハイでひざを打つような衝撃は吸収しません。厚みは実測で6mmくらい。転んで頭を打つのが心配な時期には、ラグとは別に厚みのあるマットが要ると思います。うちはプレイマットを別に1枚持っていて、それを重ねて使っています。
賃貸の床を守る、という別の目的
洗える洗えない以前に、ラグを敷いている理由がもうひとつあります。床の保護です。
うちは賃貸なので、退去時に床の傷や凹みを見られます。子どもがいると、床には確実にダメージが入る。おもちゃを落とす、離乳食のスプーンを投げる、麦茶をこぼす。フローリングは水に弱くて、こぼしたまま放置すると表面が白く変色することがあります。
実際、ラグを敷いていなかった時期に、テレビ台の脇の床にミルクをこぼして半日気づかなかったことがありました。拭いても、うっすら跡が残っています。ラグは家具の一部というより、床の保護材として考えたほうが賃貸では合理的だと思うようになりました。
その意味でも、洗えることは重要です。ラグ自体が汚れを受け止めて、それを丸ごと洗える。床は無傷。この構造にしておくと、退去時の精神的な負担がだいぶ減ります。ラグ1枚が数千円で、床の張り替え費用が数万円だとしたら、計算としてははっきりしています。
次に買うなら、こうする
いまのラグに大きな不満はありません。ただ、次に買い替えるとしたら、同じサイズをもう1枚買って交互に使うと思います。洗っている間の空白がなくなるので。
色については、失敗しました。ベージュ系を選んだんですが、麦茶をこぼした跡が乾いたあともうっすら見えます。濃い色なら目立たなかったかもしれない。ただ、濃い色は逆にホコリと食べこぼしの白い粒が目立つと聞くので、どちらを取るかという話だと思います。うちはもう一段濃い、グレー寄りを選んでおけばよかったと思っています。
結局のところ、子どもがいる家のラグは消耗品として考えるのが正しいと感じています。3年持たせるものではなく、汚れたら洗って、限界がきたら替える。だから価格も、洗いやすさも、その前提で選ぶ。座り心地は、そのあとの話でした。
この記事は部屋づくりの個別記事です。子どもができて何を変えたかは子どもができて変えた部屋|1年でこうなったで振り返っています。

