※ この記事にはプロモーションが含まれています。
おむつを替えるたびに、寝室まで取りに行っていました。1日に8回替えるとして、往復の距離が片道7メートル。1日で112メートル歩いている計算になります。距離そのものはたいしたことがないんですが、問題は子どもを寝かせたまま部屋を出ることでした。この記事は、収納を「使う場所の近く」に移すためにワゴンを入れた話です。置き場所を変えただけで、日々の動作がどれくらい減ったかを書きます。
取りに行く時間より、離れることが問題だった
うちは11畳のLDKと6畳の寝室、4.5畳の仕事部屋という間取りです。おむつのストックは、最初すべて寝室の押し入れに入れていました。まとめ買いしたパックが大きいので、置ける場所がそこしかなかったからです。
実際におむつを替えるのは、日中はほぼリビングです。プレイマットの上で替える。つまり、リビングで気づいて、寝室に取りに行って、戻ってくる。この間、子どもはマットの上に一人になります。生後3ヶ月までは動かないのでまだよかった。寝返りを覚えた4ヶ月以降は、目を離すこと自体が怖くなりました。
結局どうしていたかというと、替える前に必要なものを腕に抱えて、それから子どもをマットに寝かせるという順番にしていました。手順としては正しいんですが、実際には忘れます。おしり拭きを持ってきたのにおむつを忘れる、というのを週に何度もやりました。取りに行く距離ではなく、取りに行く回数をゼロにしないと意味がないと気づいたのがこのタイミングです。
ワゴンを選んだ理由は、部屋を移せるから
候補は3つありました。リビングに固定の棚を置く、大きめのバッグ型おむつストッカーを使う、キャスター付きのワゴンを入れる。
固定の棚は却下しました。リビングの床面積をこれ以上使いたくなかったのと、夜は寝室で替えるので結局どちらかに取りに行くことになるからです。バッグ型は軽くて移動しやすいんですが、うちは容量が足りませんでした。おむつ以外にも保湿クリーム、体温計、爪切り、着替え、ガーゼが必要で、バッグ1つには入りません。
選んだのは3段のベビーワゴンです。キャスター付きで、おむつ収納用の布バッグが付いてくるタイプ。全体の高さは70cm台で、大人が立ったまま上段に手が届きます。
使ってみて一番良かったのは、やはり部屋を移せることでした。日中はリビングのソファ横、夜は寝室の枕元。1日2回、押して移動させます。フローリングの上なら片手で動きます。ただし、うちはリビングと廊下の間に3mmくらいの段差があって、そこは片手だと引っかかります。両手で持ち上げれば済む高さですが、子どもを抱いたままは無理でした。
不満は組み立て精度です。3段のうち一番下の棚が、組み立て後に1mmほど傾きました。ネジを一度全部緩めて締め直したら改善しましたが、最初から水平ではありません。それと、キャスターにストッパーが付いているのは前2輪だけです。後ろが自由に動くので、床が傾いている場所ではじわじわ動きます。うちの寝室は水平なので実害はありませんが、気にはなります。
3段に何を入れるかで、迷った
最初は上段におむつ、中段に着替え、下段にストックという、量の多い順に下から積む配置にしていました。1ヶ月でやめました。
理由は、おむつを替えるときの姿勢です。床のマットに子どもを寝かせて、自分も座っている。この状態で手を伸ばすと、ちょうど届くのは中段でした。上段は座ったままだと縁が邪魔で中が見にくい。だから座った姿勢で一番使いやすいのは中段で、そこにおむつとおしり拭きを移しました。
いまの配置は、上段が立ったまま使うもの、つまり体温計と保湿クリームと綿棒。中段がおむつとおしり拭き。下段がストックと着替えです。下段は重くていいので、おむつのパックを1つそのまま入れています。重心が下がるので、ワゴンとしても安定しました。
月齢で中身が入れ替わるので、固定しない
生後2ヶ月のとき、このワゴンにはガーゼが10枚くらい入っていました。授乳のたびに使うので。いまはガーゼは2枚しか入っていません。代わりに離乳食用のスタイと、歯固めが入っています。
3ヶ月ごとに中身の3割くらいが入れ替わる感覚です。この入れ替わりの速さがあるので、仕切りを固定する専用ケースは買いませんでした。使っているのは100円ショップの浅いトレー3つで、サイズが合わなくなったら別のに替えるだけです。
ひとつ失敗しています。生後1ヶ月のときに、おむつ用の専用ポケットが縫い付けられたオーガナイザーを買いました。新生児サイズのおむつにぴったりのポケットで、確かに便利だったんですが、Sサイズに上がった時点でポケットに入らなくなりました。2,000円くらいで、使ったのは6週間ほどです。専用設計のものほど、月齢が進むと使えなくなる。これはベビー用品全般に言えることだと思います。
夜中の運用が、いちばん変わった
日中より効果が大きかったのは、実は夜でした。うちは生後6ヶ月のいまも、夜中に1〜2回起きます。だいたい2時前後と5時前後。
この時間帯におむつを替えるのは、条件が最悪です。部屋が暗い。眠い。子どもは泣いている。妻も寝ているので電気は点けたくない。以前は手探りで押し入れを開けて、パックからおむつを1枚抜いて、という作業をしていました。ビニールのパックがガサガサ鳴るので、それでさらに子どもが起きるという悪循環もありました。
いまは枕元にワゴンがあるので、暗いまま中段に手を伸ばせば届きます。おむつはパックから出して、布バッグに10枚だけ入れてある。ビニール音が消えたことが、実は一番効いたかもしれません。数えたわけではありませんが、替えている途中で完全に覚醒してしまう回数は明らかに減りました。
ワゴンの上段には、小さいライトを1つ置いています。暖色の弱い光で、手元だけ照らせるもの。天井の照明を点けると子どもの目が覚めるので、これも一緒に運用しています。ワゴンごと移動するので、ライトの置き場所を別に考えなくていいのが楽でした。
使わなくなったものを、どこに逃がすか
ワゴンの中身を入れ替えると、あふれたものが出ます。ガーゼ8枚、新生児用の肌着、使わなくなった哺乳瓶の乳首。捨てるには早いし、また使うかもしれない。
うちは押し入れの上段に、退避用の箱を1つ決めました。ワゴンから外したものは、まずここに入れる。中身のリストは作っていません。作っても更新しないので。代わりに、半年に1回この箱を開けて、その半年で一度も取り出さなかったものは手放すというルールにしています。
初回の見直しは先月やりました。8点入っていて、そのうち4点を手放しています。哺乳瓶関係は、下の子ができたときに使えるか迷いましたが、乳首はゴムが劣化するので取っておいても使えないと判断しました。
半年使って、往復はゼロになったか
ほぼゼロです。ただし完全ではなくて、おむつのストックが切れたときは押し入れに取りに行きます。これは月に2回くらい。あとは、洗濯した着替えを補充するときです。
数字で言うと、おむつ替え1回あたりに立ち上がる回数が、平均2回から0.1回くらいになりました。ワゴン自体は3,000円台から1万円弱くらいまで幅がありますが、うちが払った金額に対しては十分に元が取れていると思います。
ひとつだけ、今後の懸念があります。子どもが動けるようになると、このワゴンは格好の登り台になります。3段のスチールラックは、つかまり立ちを覚えた子どもが引っ張ると倒れる可能性がある。そのときは下段をもっと重くするか、壁際に寄せて固定するか、対策が必要になるはずです。いまはまだ大丈夫、という状態でしかありません。
この記事は部屋づくりの個別記事です。子どもができて何を変えたかは子どもができて変えた部屋|1年でこうなったで振り返っています。

