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子どもが生まれてから、いちばん先に削られたのは自分の食事でした。昼をおにぎり1個で済ませた日が、多い週で3日。夜は寝かしつけが終わった22時に、冷めたものを立ったまま食べる。そういう時期が3ヶ月ほど続きました。
体重は68kgから65kgまで落ちて、これは痩せたというより単に足りていない状態です。まともに献立を考える余力がなかったので、いちばん抜けている分を粉で補うことにしました。プロテインを飲み始めたのは、筋トレのためというより食事が雑になった穴を埋めるためです。
粉は食事の代わりにはならない
先に立場を書いておきます。プロテインは食事の代わりではありません。私が最初にやりかけた失敗が、まさにこれでした。昼をシェイク1杯で済ませた日が何日かあって、そのときは午後に集中が続かず、15時に強い空腹が来ました。
当たり前ですが、タンパク質しか入っていないものを1食にしても、炭水化物も脂質もビタミンも足りません。私が使っているREYSの1食分は、25gあたり100kcalちょっと。おにぎり1個より少ないくらいです。1食の置き換えとして成立する量ではないんですよね。
いまの使い方は、朝のトーストに1杯足す、昼がおにぎりだけになった日の午後に1杯、という足し算のみです。何かを減らすために飲んではいません。この線を守ってからは、体重も67kg前後で落ち着いています。
1日にどれくらい必要なのか、を自分で計算してみた
数字で考えたほうが納得できるタイプなので、一度ざっくり計算しました。体重1kgあたり1〜1.5g程度が目安とされることが多く、68kgの私なら1日70〜100gあたり。ただしこの数値は運動量や年齢で変わるとされていて、誰にでも当てはまる数字ではないので、あくまで自分用の目安として置いています。
そのうえで、雑になった日の食事を数えてみました。おにぎり1個で6g前後、コンビニのサラダチキン1個で20g前後。おにぎりと味噌汁だけの昼だと、その1食で10gに届かない日がある。朝と夜を足しても40gくらいで終わっている日がありました。
プロテイン1杯で20〜25g前後が摂れる計算になるので、足りない分の半分弱を粉で埋めている形です。全部を粉で埋めようとは思っていません。肉と卵と豆腐で摂れる日は、その日は飲まない。
3kgの大袋を最初に買って、味に飽きた
失敗はここでした。1kgあたりの単価が安くなるという理由で、エクスプロージョンのミルクチョコレート味を3kgで買いました。1食25gなら120食分。半年近くもつ計算です。
結果は、40食目あたりで完全に飽きました。同じ味を毎日1杯、というのは思ったより持たない。しかも3kgの袋は、開けたあとの管理が面倒なんですよね。うちは開封後にジッパーの閉め方が甘かったらしく、梅雨の時期に袋の底のほうがダマになりました。スプーンで割れるレベルではあったものの、溶け残りが増えて明らかにまずくなった。
いまは1kg単位で、味を変えながら買っています。単価は上がりますが、飲まずに余らせるほうが高くつく。2袋目からはREYSのカフェオレ風味にしました。1kgで国内製造、ビタミンが7種類入っているタイプです。
味より、溶けやすさで続くかが決まった
意外だったのがこれです。味は慣れる余地がありますが、溶けにくさは毎回のストレスとして残り続けます。
カフェオレ風味は、水250mlでも普通に飲めました。シェイカーで10秒振ればほぼ均一になります。一方でココア系の濃い味は、水だと20秒振ってもダマが残ることがあった。牛乳で割ると溶けやすくなる代わりに、朝から腹に溜まりすぎる。
この差は、朝の3分をどう使うかに直結します。ダマが残ると飲みきるのに時間がかかるし、シェイカーの底に固まりが残る。その残りを洗い忘れると、翌朝えらい目に遭います。私は一度、夜に振ったシェイカーを流しに放置して、翌朝ふたを開けた瞬間に流し台ごと洗い直すことになりました。乳製品なので、夏場は本当に速いです。
いまは、飲んだら即すすぐ。これだけをルールにしています。粉より道具の運用のほうが、続けられるかを分けている気がします。シェイカーは食洗機に入れられるものを2個持っていて、1個が洗浄中でも困らないようにしました。合わせて1,400円くらいの追加投資ですが、これで飲まない日が減ったので、粉の味を吟味するより効きました。
もうひとつ、粉を測るスプーンの扱いも地味に効きます。袋の中にスプーンを埋めたままにしておくと、取り出すたびに手が粉だらけになる。私は洗濯ばさみで袋の口に留めるようにしてから、朝の作業が20秒くらい短くなりました。こういう20秒が、続くかどうかを決めている気がします。
WPCとWPI、お腹の具合で選ぶ人もいる
種類の話も少しだけ。よく見かけるのはWPCとWPIの2つで、価格帯がはっきり違います。
- WPC:1kgで4,000〜5,000円台が中心。乳糖などが残っている分、価格が抑えられている
- WPI:1kgで7,480円前後。製法上、乳糖の含有量が少なくなるとされる
牛乳を飲むとお腹がゆるくなる人は、WPIを選ぶという考え方があるとされています。ただ、これは体質の話なので、必ずそうなるとは言えません。私はWPCで問題が出ていないので、価格の安いほうを使っています。ここは実際に自分で試すしかない部分だと思います。
注意点も書いておきます。乳由来の原料なので、乳アレルギーがある人は原材料表示を必ず確認すること。それから、腎臓など内臓に持病がある人や、常用している薬がある人は、飲み始める前に医師か薬剤師に相談したほうが安全です。タンパク質は摂れば摂るほどいいというものでもないので、私は1日2杯までにしています。
粉を増やすより、生活のほうが効いた
半年ほどやって思うのは、粉の効果より生活の順番のほうが大きかった、ということです。
私の場合、変わったのは3つでした。30分に1回は立って水を汲みに行く。昼をちゃんと座って食べる。23時には布団に入る。プロテインを飲み始めた時期と、この3つを直したのがほぼ同じ時期なので、正直どれがどう効いたのかは切り分けられていません。ただ、粉を1杯増やした日より、昼をきちんと食べた日のほうが、夕方の状態は明らかに違いました。
このシリーズでクッションもマッサージ器も枕も書いてきましたが、道具はどれも、生活のほうを直せない場面の埋め合わせだったと思っています。どれも私の場合は買ってよかったものですが、道具を1個増やすたびに解決したというより、選択肢が1個増えただけ。
それと、もし体の不調が長く続いているなら、道具を買い足す前に一度きちんと検査を受けたほうが早いです。私は肩と目の不調を1年近く物で解決しようとして、結局そのあいだ何も変わりませんでした。買い物より先にやることがある、というのは自分への戒めとして書いています。
この記事は個別の対処法です。座り仕事で出てくる不調の全体像は座り仕事の体|4年でガタが来た場所を並べるにまとめています。

