プロジェクター|子どもが寝た後の楽しみ

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

20時に子どもを寝かしつけて、リビングに戻る。テレビをつける。音量を12にする。10分後、寝室から泣き声が聞こえる。この流れを何度か繰り返してから、夜のリビングでテレビを見るのを諦めました。

うちは2LDKで、リビングと寝室が引き戸1枚で隣り合っています。防音性能はほぼゼロ。夫婦で映画を見るという時間が、子どもが生まれてから完全に消えました。その代わりに買ったのがプロジェクターです。寝室の天井に映して、寝ている子どもの横で、音は各自のイヤホンで聞く。

テレビをつけると起きる、という物理的な制約

音だけの問題ではありませんでした。テレビの画面の明るさが、暗い部屋では想像以上に強い。リビングのテレビの光が引き戸の隙間から寝室に漏れて、それで子どもが目を覚ますことがありました。

ヘッドホンを使えば音は解決します。ただ、夫婦で見るとなると2組必要で、しかも会話ができない。映画を見ながら「これ誰だっけ」と聞けないのは、思っていたより寂しいものでした。

それに、リビングにいるあいだは寝室の様子が分かりません。ベビーモニターは置いていますが、画面をもうひとつ見ることになる。だったら同じ部屋にいればいい、という発想の転換をしました。寝ている子どもの隣で、天井に映画を映す。

買ったのは小型の1台、選んだ理由は投影距離

プロジェクターは、投影距離と画面サイズが比例します。一般的なモデルだと、100インチを映すのに2.5メートルから3メートルの距離が要ります。うちの寝室は6畳で、壁から壁まで3.6メートル。ベッドと布団を置いた状態で、これだけの距離を確保するのは無理でした。

だから、短い距離で大きく映せるモデルを探しました。買ったのは球体デザインの小型機で、Android TVを積んでいるタイプです。本体から0.5メートルで映せる短距離投影に対応していて、天井に向けて置くと、ベッドの脇からでも十分な大きさになります。

Android TVが内蔵なので、これ1台で動画配信サービスが見られます。外部機器をつなぐとケーブルが増えて、暗い寝室で足を引っかける。この点は最初から条件にしていました。

【高評価 ★4.46】プロジェクター 小型 家庭用 天井投影 寝室 持ち運び 静音 コードレス Android搭載 オートフォーカス 自動台

【高評価 ★4.46】プロジェクター 小型 家庭用 天井投影 寝室 持ち運び 静音 コードレス Android搭載 オートフォーカス 自動台

Amazonで見る楽天市場で見る

不満は、自動台形補正の精度です。斜めに置いたときに画面のゆがみを自動で直す機能があるのですが、天井に映すような極端な角度だと、四隅がわずかに歪みます。手動で調整すればほぼ直りますが、置く位置を変えるたびにやり直しになる。うちは置き場所を床の決まった一点に固定して、この作業を省いています。

ルーメンの数字は、部屋の暗さとセットでしか意味がない

プロジェクターのスペックで一番混乱するのが明るさの表示です。ANSIルーメンという単位で書かれているものと、独自の単位で書かれているものがあって、後者は数字が何倍にも大きく見えます。33000と書いてある製品と1500と書いてある製品が、実は近い明るさだったりする。

比較するときは、ANSIルーメンで統一されているかを確認したほうがいいです。家庭用の小型機で、実用になるのは300から500ANSIあたりから。うちのモデルは1500ANSIをうたっていますが、実際の体感は数百ANSI相当だと思っています。

ただ、この数字は部屋の暗さで意味が変わります。うちは遮光カーテンを閉めた寝室で、夜、照明を消した状態。この条件なら、そこまで明るくなくても十分に見えます。逆に、昼間のリビングで映そうとしたら、白っぽくて何も見えませんでした。明るさが足りないのではなく、部屋が明るすぎるという関係です。

天井に映す場合、もうひとつ注意点があります。天井の色です。うちの寝室の天井は白いクロスなので問題ありませんが、木目の天井や、照明器具が中央にある部屋だと、そこだけ映像が欠けます。うちはシーリングライトを避けるように、少しずらして映しています。

ファンの音は、寝室では無視できない

これが最大の想定外でした。プロジェクターは光源が熱を持つので、ファンが回り続けます。カタログには静音と書いてありましたが、静かな寝室では確実に聞こえます。

音の質としては、パソコンのファンに近い連続音です。会話の邪魔になるほどではありませんが、子どもが寝ている部屋で回すには、正直ぎりぎりのラインでした。うちの子はこの音で起きたことはありませんが、それは運がよかっただけかもしれません。

対策として、本体を子どもの頭から2メートル以上離すようにしています。それと、省電力モードにするとファンの回転が落ちて、音が小さくなります。その分だけ画面は暗くなりますが、暗い部屋なら実用上の差はほとんどありません。

もうひとつ、本体が熱を持つので、布団やクッションの上に置いてはいけません。私は一度、毛布の上に置いて本体が熱くなり、慌てて電源を落としました。吸気口が下面にあるモデルは、硬い平面に置く必要があります。

画質はテレビに及ばない、と正直に書いておく

これは期待値の話として、はっきり書いておきたいところです。うちのリビングにある43型の4Kテレビと、このプロジェクターを比べると、画質は勝負になりません。

黒が浮きます。暗いシーンでは、本来真っ黒であるべき部分が灰色になる。プロジェクターは光を投射する方式なので、原理的に黒を表現できません。テレビのような締まった黒は出ない。

解像度も、フルHDに対応と書かれていても、実際の投影像は輪郭が甘いです。字幕の小さい文字は読めなくはないという程度。スポーツ中継のような動きの速い映像では、残像も出ます。

それでも使い続けているのは、画質で選んだわけではないからです。100インチ以上の大きさで、寝室の天井に、子どもの隣で見られる。この条件は、どんなに高性能なテレビでも満たせません。解像度ではなく、場所と時間を買ったという整理をしています。

週2回、22時から2時間だけの家電

いまの使用頻度は、週に2回ほど。金曜と土曜の夜、22時から2時間くらい。それ以外の日は充電もせず、寝室の隅に置いてあります。

買う前は毎晩使うつもりでいました。実際は、疲れて先に寝る日のほうが多い。5万円弱の機械が週2回稼働なら、1回あたりの単価はかなり高い計算になります。それでも後悔していないのは、この2時間が夫婦の会話が発生する時間になっているからです。

導入して半年、失敗もありました。最初はスクリーンを買おうとしていて、寝室の壁に吊るす前提で1万円台のものをカートに入れていた。天井に映せば要らないことに、直前で気づいて助かりました。壁の一面が空いていないと、スクリーンは吊るせません。

それと、寝室で使うなら電源の取り方も考えておいたほうがいいです。うちのモデルはバッテリー非搭載なので、コンセントから電源を引いています。暗い部屋にケーブルが1本走っている状態は、夜中に子どもの様子を見に立ち上がるときに危ない。私は一度つまずいて、本体を50センチほど引きずりました。壁際にモールで這わせて解決しています。

子どもが大きくなったら、リビングに移して昼間に使うことになると思います。そのときは暗さの条件が変わるので、明るさの足りなさが問題になるはず。長く使う想定なら、最初から明るいモデルを買っておくのが賢い判断だとは思っています。

タイトルとURLをコピーしました