フォローアップミルク|要るのか要らないのか

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フォローアップミルクは、買ってから「必ずしも必要ではない」と知りました。順番が完全に逆です。生後8ヶ月のとき、ドラッグストアで「9ヶ月から」と書かれた缶を見て、次の段階に進むものだと思い込んで2缶パックを買いました。実際にどう使ったか、そして何を調べて判断したかを書きます。結論から言えば、うちは常用していません。ただ、使う家庭があるのも理解できるようになりました。

育児用ミルクの「次」ではなかった

まず勘違いしていたのがここです。粉ミルクの棚に並んでいるので、0ヶ月からの育児用ミルクの上位互換だと思っていました。実際は役割が違います。

育児用ミルクは、母乳の代わりになることを想定して作られています。それだけで栄養が足りるように設計されているもの。一方でフォローアップミルクは、離乳食が進んだ子どもに対して、食事で不足しがちな成分を補う位置づけとされています。対象も、うちが買ったものは満9ヶ月頃から3歳頃まで。

つまり、離乳食がしっかり進んでいれば、必ずしも必要なものではない、という説明を複数の資料で見ました。逆に、離乳食があまり進んでいない場合や、特定の栄養が足りているか心配な場合には選択肢になる。全員に必要なものではなく、状況によって使うものという理解に落ち着きました。

鉄分の話が、判断のポイントだった

なぜフォローアップミルクの話でよく鉄分が出てくるのか。調べた範囲では、生後6ヶ月頃から、生まれたときに持っていた鉄の蓄えが減ってきて、食事から取る必要が出てくるとされているようです。

ただ、鉄分を含む食材は普通にあります。赤身の肉、レバー、まぐろやかつお、小松菜、ほうれん草、大豆製品。うちはこのあたりを離乳食に入れるようにしていました。特にレバーは、ベビーフードのペーストを使って週1回のペースで出していました。

問題は、実際に足りているかどうかが家庭では判断できないことです。何gの肉に何mgの鉄が入っているかは調べられますが、うちの子がその日にどれだけ食べたか、どれだけ吸収したかは分かりません。食べムラのある時期なので、日によって差も大きい。

一時期、食べたものを記録して栄養価を計算しようとしたことがあります。エンジニアなので、表計算に食材と重量を入れて集計すれば見えるだろうと思ったんです。3日でやめました。子どもが実際に飲み込んだ量と、皿に盛った量が違いすぎて、入力する数字に意味がありませんでした。床に落ちたぶんを差し引く方法がない。

ここは健診のときに聞きました。返ってきたのは、体重の増え方と顔色、機嫌を見て問題がなければ過度に心配しなくていい、気になるようなら相談を、という内容でした。心配があるならかかりつけ医に相談するのが確実です。血液の状態は、家では分かりません。

うちがどう判断したか

買った缶は、和光堂のフォローアップミルク「ぐんぐん」の830g×2缶パックです。鉄・カルシウム・DHAが配合されていて、満9か月頃から3歳頃まで、と書かれています。

うちの判断は、常用はしないけれど持っておく、というものでした。理由は2つあります。1つは、離乳食が3回に増えて、量も食べていたので、日常的に足す必要を感じなかったこと。もう1つは、食べない日が続いたときの保険として置いておきたかったことです。

実際に使ったのは、体調を崩して固形物をほとんど食べなかった3日間でした。水分と、これを薄めに溶いたものでしのいだ形です。あのとき家にあってよかったとは思っています。ただ、それ以外の期間で使った記憶はほとんどありません。

不満というか、うちにとっての難点も書いておきます。まず、2缶パックにしたのが失敗でした。830gの缶を開けたら、1ヶ月以内に使い切るのが目安とされています。常用しない家では、まず使い切れません。うちは1缶目を持て余しました。買うなら小さい容量か、スティックタイプのほうが合っていたと思います。

味の好みもあります。うちの子は、育児用ミルクと味が違うことに気づいたようで、最初の数回は途中で口を離しました。慣れたのは3回目くらいから。切り替えれば必ず飲むというものでもなさそうです。

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余らせないための工夫

1缶目を持て余したあと、使い切るためにやったことがあります。飲み物として出すのをやめて、料理に混ぜました。

やったのは、おかゆに溶いて混ぜる、蒸したじゃがいもと合わせてマッシュにする、パンをひたして焼く、といったあたりです。牛乳の代わりに使うイメージですね。これで、開封から1ヶ月弱で1缶を使い切れました。ただ、加熱の仕方で栄養がどう変わるかまでは分かっていないので、あくまで消費のための工夫という位置づけです。

保存については、開封後は缶にしっかり蓋をして、常温の乾いた場所に置くように書かれていました。冷蔵庫に入れると、出し入れのたびに結露するので推奨されていないようです。うちは最初、冷蔵庫に入れようとして妻に止められました。

牛乳への切り替えについても迷いました。一般には1歳を過ぎてから飲み物として少しずつ、と言われることが多いようです。うちは1歳0ヶ月から、加熱したものを少量から始めました。ここも、開始時期や量は健診で確認しています。アレルギーの心配がある食材は、初めて試す日を平日の午前中にする、というルールだけは崩さないようにしました。

スプーンを缶の中に入れっぱなしにしないこと、濡れたスプーンを使わないこと。この2つは注意書きにあったので守っています。粉ミルク全般に共通する話だと思います。

コストで見るとどうだったか

金額の話もしておきます。うちが買った2缶パックは、そのとき5,000円台でした。830g×2で1,660g。1缶で作れる量はメーカーの表示によりますが、常用すれば1ヶ月で1缶前後という感覚です。

牛乳と比べると割高です。ただ、フォローアップミルクは栄養を補う目的の製品なので、単純に価格だけで比べるものでもないと思っています。うちのように保険として置いておく使い方なら、1缶を数ヶ月かけて消費することになるので、月あたりのコストは大したことはありません。

逆に、毎日400ml飲ませる家庭なら、月に5,000円前後の固定費になります。ここは家計への影響として、事前に見積もっておいたほうがいいと思います。

最後に

フォローアップミルクは、要るか要らないかを一般論で決められるものではありませんでした。離乳食の進み方も、食べる量も、鉄分をどれだけ取れているかも、子どもによってまったく違います。

うちは常用しないという判断をしましたが、これは「うちの子が離乳食をよく食べたから」という条件つきの話です。同じ月齢でも、食べる量が少ない子なら別の判断になると思います。

ネットの情報だけで決めようとすると、「不要」と「必要」の両方の記事が出てきて、たぶん迷います。私も迷いました。最終的に判断の材料になったのは、健診で自分の子の状態を見てもらったうえで聞いた話でした。心配なことがあるなら、そこで聞くのがいちばん早いです。

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