※ この記事にはプロモーションが含まれています。
冷蔵庫を買い替えたのに、半年後には冷凍室がまた満杯になっていました。原因ははっきりしていて、離乳食のストックと週末の作り置きです。ここでもう一度冷蔵庫を買い替えるという選択肢もありましたが、15万円以上かかります。代わりに、2万円台の冷凍庫を1台足しました。総額で見れば圧倒的に安く、しかも解決した。ただし置き場所を探すのに2週間かかったので、そのあたりも含めて書きます。
冷凍室が埋まる速度は、想像の3倍だった
うちの冷蔵庫は335Lで、冷凍室は約80Lです。買った直後は「広くなった」と喜んでいました。半分くらい空いていたので。
それが崩れたのは離乳食が中期に入った頃です。1回の食事で3〜4品出すようになり、ストックする種類が増えました。にんじん、大根、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草、玉ねぎ、白身魚、鶏ささみ、おかゆ。9種類を製氷皿型のトレーで小分けにすると、トレーが7〜8枚になります。1枚が縦20cm×横10cm×高さ3.5cmくらい。重ねて収納ケースに入れると、それだけで15Lくらい食っていました。
そこに大人の作り置きが乗ります。カレー、ミートソース、鶏の照り焼き、きんぴら。冷凍するぶんをタッパー6個。さらに、まとめ買いした鶏むね肉2kgを小分けにして冷凍。冷凍うどん、冷凍ごはん、食パン。
結果、80Lの冷凍室は12月には常時パンパンになり、扉を閉めるときに手のひらで押し込む状態になりました。ここで発生していた実害は3つ。何が入っているか把握できないので同じものを買う。奥のものが取り出せないので古いものが残る。ふるさと納税の返礼品が届く日に受け取りをためらう。3つめが個人的にいちばん情けなかったです。
冷蔵庫を買い替えるより、足すほうが安い
解決策は2つありました。冷凍室が130Lある500Lクラスの冷蔵庫に買い替えるか、冷凍庫を1台足すか。
前者は本体だけで15万円から20万円。しかも設置寸法の問題でうちのキッチンには幅65cmが入らないので、そもそも選べません。後者は、80Lクラスの前開き冷凍庫が2万円台から3万円台。差額は10万円以上あります。
容量で比較しても、足すほうが有利でした。買い替えても冷凍室は80L→130Lで50L増。冷凍庫を足せば80L→166Lで86L増です。しかも冷凍庫は独立しているので、開閉のたびに冷蔵室の温度が上がることがない。
デメリットとしては、電気を食う機械が1台増えることと、置き場所を1台ぶん取られること。この2つを飲めるかどうかが判断の分かれ目でした。
置き場所を探すのに2週間かかった
賃貸2LDKで、冷凍庫を1台置ける場所を探すのが想像以上に難しかったです。
まずベランダは無理でした。家庭用の冷凍庫はほぼすべてが屋内専用で、直射日光と雨がかかる場所に置くのは論外。取扱説明書にも屋内設置と書かれています。仮に置けたとしても、うちのベランダは夏に40℃を超えるので、庫内温度を保つために電気を食い続けることになります。
次に廊下。幅が78cmあるので物理的には置けますが、冷凍庫は背面と側面に放熱スペースが必要で、しかも通路が狭くなります。避難経路でもあるので、ここも見送りました。
寝室は音の問題で却下。結局、リビングの隅にあったカラーボックスをひとつ処分して、そこに置くことになりました。必要だったのは幅60cm、奥行き60cm、高さ90cm程度のスペース。左右と背面に5cm前後の放熱スペースを確保しています。
設置してから気づいたことがひとつ。床の耐荷重と水平は事前に見ておいたほうがいいです。うちは畳ではなくフローリングだったので問題なかったんですが、本体が30kg近くあり、中身が入るとさらに増えます。傾いた状態で置くと扉の閉まりが悪くなるので、水準器アプリで確認しました。
前開きと上開き、うちは前開きを選んだ
冷凍庫には大きく2種類あります。冷蔵庫と同じように手前に扉が開く前開き(直立型)と、上のフタを持ち上げる上開き(チェスト型)です。
上開きは冷気が逃げにくいので電気代が安く、同じ容量なら本体価格も安い傾向があります。ただ、中身が積み重なるので下のものが取り出せません。それと、上に物を置けないので設置面積が完全にデッドスペースになる。
うちは前開きにしました。棚が段になっていて、何がどこにあるか一目で分かるほうが、離乳食ストックの管理には向いていたからです。買ったのはCOMFEE’の86Lモデル、RCU83WH。幅55.3cmで、4段階の温度調節がついています。
使ってみて良かったのは、棚が3段に分かれているので用途で分けられること。上段が離乳食トレー、中段が作り置き、下段が肉と冷凍食品。妻と共有するのに、この分け方が言葉で説明しやすかった。
不満もあります。まず、運転音が冷蔵庫より大きく感じます。仕様上は静音とされていますが、リビングの隅に置いているので、テレビを消すとコンプレッサーの音がはっきり聞こえます。夜中に一度、子どもがその音に反応して起きたことがありました。壁から少し離して、下に防振マットを敷いたら軽減しましたが、完全には消えません。それと、扉のパッキンが硬めで、閉めるときに「バン」という音が出ます。寝かしつけ後は静かに閉めるよう意識しています。
電気代と霜取りの手間は、実際どうだったか
電気代から書きます。80Lクラスの前開き冷凍庫の年間消費電力量は、機種によりますが概ね150〜250kWh程度です。仮に200kWhとして、電力量料金を31円/kWhで計算すると年間6,200円、月あたり520円弱。想像していたより安くて、これなら許容範囲でした。ただ、夏場は庫内温度を保つために稼働時間が伸びるので、実際は月によって上下します。
霜取りについては、機種選びの段階で自動霜取り(ファン式)を条件にしました。直冷式は電気代が安い代わりに、庫内に霜が付いて定期的に中身を全部出して溶かす作業が必要になります。この作業を年に2回やる自信がなかった。ファン式は霜取りの手間がない代わりに、乾燥しやすいので食品は密閉して入れる必要があります。冷凍焼けを避けるためにラップ+保存袋の二重にするのが習慣になりました。
導入から半年経った実感として、いちばん変わったのは在庫の把握です。冷凍庫を開ければ全部見えるので、買い物前に写真を1枚撮っておけばスーパーで迷わない。重複買いがほぼ消えました。
買わなくていい人もいる
正直に書くと、全員に必要なものではありません。冷凍室が常に7割以下で収まっているなら、置き場所と電気代を払う意味は薄いです。
向いているのは、作り置きをする家庭、ふるさと納税で肉や魚を大量に受け取る家庭、そして離乳食のストックを回している時期の家庭。逆に向いていないのは、自炊の頻度が低い家庭と、置き場所を確保するために家具を処分する必要がある家庭です。うちはカラーボックス1個を捨てるだけで済みましたが、そこで生活動線が壊れるなら見送ったほうがいい。
あと、離乳食期は永遠ではありません。うちも1年後には離乳食トレーが不要になります。そのとき冷凍庫が余るのでは、という不安はありました。ただ、子どもが幼児食に移れば今度は普通の食材のストックが増えるので、たぶん使い続けることになる。そう判断して買いました。この見立てが外れたら、それはそのとき書きます。
この記事は家電の個別レビューです。買い替えの優先順位は家族が増えて買い替えた家電|一人暮らし仕様からの卒業にまとめています。

