スマート照明|抱っこ中に電気を消す

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スマート電球ができることは、要するに点け消しと明るさの調整だけです。それだけなのに、うちで導入したスマートホーム機器のなかでいちばん出番が多くなりました。理由は単純で、育児中は壁のスイッチまで歩けない時間が長いから。抱っこしていれば手が塞がっているし、寝かしつけの途中なら立ち上がった時点で失敗が確定します。ここでは、実際に3部屋分を入れ替えて分かったこと、特に電源を切ると再接続が要るという実用上いちばん大きな問題と、器具に入らなかった失敗について書きます。

壁のスイッチは、意外と手が届かない場所にある

普段は意識しませんが、照明のスイッチは部屋の入口にあります。つまり、部屋の中央や奥にいる人からはいちばん遠い。これが育児中はかなり効いてきます。

いちばん困ったのが深夜のミルクです。うちの子は生後3ヶ月頃まで夜中に2回起きていて、リビングのソファで飲ませていました。飲ませているあいだは当然両手が塞がります。飲み終わって、げっぷを出させて、そのまま寝てくれることがある。ここで照明を消したいのに、スイッチはドアの横。立ち上がって歩けば、まず起きます。仕方なく明るいままで20分待つ、みたいなことを何度もやりました。

もうひとつが寝室です。寝かしつけで添い寝をしていると、こちらの腕が下敷きになっていて物理的に動けない。腕を抜く動作そのものが起こす原因になります。この2つの場面が、電球を替える直接の動機でした。

調光だけで足りるか、調色まで要るか

選ぶときに悩んだのがここでした。スマート電球には明るさだけを変えられる調光タイプと、電球色から昼白色まで色温度も変えられる調光調色タイプがあります。値段はほとんど変わりません。

私が最初に買ったのはTP-LinkのTapo L510Eです。E26口金で800lm、60W形相当の電球色。調光には対応していますが、調色は非対応のモデルです。ハブが要らず電球単体でWi-Fiに繋がるところと、保証が3年ついているところで選びました。

SwitchBot スイッチボット LED電球 スマートライトスマートホーム スマート電球 E26 調光調色 広配光 800lm 60W形相

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結果から言うと、寝室ではこれで足りています。もともと寝る部屋なので色温度を上げる用途がない。ただ、リビングに入れた1個については選択を間違えたと思っていて、日中に作業する部屋なので昼白色にしたい時間帯があるんですよね。あとから買い足すときは、SwitchBotのLED電球を選びました。こちらはE26で調光調色に対応していて、RGBCWの1600万色、800lmで60W形相当。楽天で1,980円でした。

使い分けの結論としては、寝室や廊下のように暗くする方向にしか使わない場所ならTapoで十分。リビングや在宅勤務の部屋のように色温度を変えたい場所は調色対応を選ぶ、という切り分けになります。安いほうを買って後から悩むより、部屋の用途で先に決めたほうが早かった。

寝かしつけの明るさは、2つのプリセットに落ち着いた

調光は0から100%まで細かく変えられますが、実際に使っているのは2つだけです。

ひとつが1%。これは真っ暗ではなく、床のものを踏まずに歩ける程度の明るさです。寝かしつけの最後の10分と、夜中のオムツ替えのときに使っています。完全に消してしまうとオムツ替えでスマホのライトを点けることになって、あの光は白すぎて起こすんですよね。

もうひとつが30%。ミルクを作りに行くときと、寝る前の絵本のときの明るさです。100%は寝室では明るすぎて、掃除のときくらいしか使っていません。

この2つをアプリのお気に入りに登録して、ホーム画面のウィジェットから1タップで切り替えられるようにしました。抱っこ中は片手しか使えないので、アプリを開いて部屋を選んでスライダーを動かす、という3手順だと現実的に無理があります。1タップまで削って初めて、実際に使うようになりました。

いちばん大きい弱点は、電源を落とすと振り出しに戻ること

ここが実用上の最大の問題です。スマート電球は常に通電していることが前提で動いています。壁のスイッチで電源を切ると、当然ながらWi-Fiからも切れて、アプリからは操作できなくなる。

うちで実際に起きたのは、妻が習慣で壁スイッチを切ってしまうケースでした。導入した最初の1週間で3回。翌朝アプリから点けようとしても反応がなくて、結局スイッチを入れに行くことになります。最終的に、壁スイッチにマスキングテープを貼って物理的に押せないようにしました。見た目は良くないんですが、これ以外に確実な方法がなかった。

停電も一度ありました。復旧後、電球自体は点きます。ただ設定していた明るさは記憶されず、100%で点灯した状態から始まる。うちは10分ほどの停電で子どもは起きませんでしたが、これが寝かしつけ直後だったらと思うと少し怖いところがあります。ちなみに、通電時の初期状態をアプリ側で指定しておくことはできるので、そこは設定しておいたほうがいいです。私は前回の状態を引き継ぐ設定にしました。

口金と器具の奥行き。1個は入らなくて別の部屋に回した

失敗したのがここです。3個まとめて買ったんですが、うち1個は取り付けられませんでした。

まず口金の確認です。一般的な照明器具はE26ですが、小型のダウンライトや廊下の器具はE17のことがあります。うちの廊下がまさにE17で、買ったのはE26。ここは事前に見ていたつもりだったのに、廊下だけ見落としていました。

もうひとつがサイズです。スマート電球は無線モジュールが入っているぶん、同じ60W形相当でも普通のLED電球より一回り大きい。寝室のシーリングライトのカバーに入れようとしたら、ソケットからカバー内側までの奥行きが足りずに当たりました。実測で3mmほど。この1個は、余裕のあるスタンドライトに回して事なきを得ています。買う前に、ソケットの位置からカバーまでの奥行きを測っておくべきでした。

それと器具側の条件が2つあります。密閉型の器具は熱がこもるので、対応と明記されていないものは使えません。もうひとつが調光器付きの器具で、壁側に明るさを絞るダイヤルが付いている場合、対応していない電球を入れるとちらついたり寿命が短くなったりします。うちは該当しませんでしたが、実家に付けようとしたときにこれで止まりました。

2.4GHz帯で詰まって、最終的に専用のSSIDを作った

設定でいちばん時間を使ったのがWi-Fiです。スマート電球の多くは2.4GHz帯にしか対応していません。5GHzでは繋がらない。

うちはメッシュWi-Fiを使っていて、2.4GHzと5GHzを同じSSIDにまとめ、電波状況に応じて自動で振り分けるバンドステアリングを有効にしていました。この状態でセットアップを始めると、アプリが電球を見つけたところまでは進むのに、Wi-Fi情報を渡す段階で失敗します。原因は、設定作業をしているスマホ側が5GHzを掴んでいたことでした。

最初はアプリの不具合を疑って、再インストールとファームウェア更新を試しています。ここで30分溶かしました。結局、ルーターの管理画面から5GHzを一時的に無効にしてスマホを2.4GHzに落とし、その状態でセットアップを通したら一発でした。所要1時間。

2個目からは同じ手順でやればいいだけなので5分で終わります。ただ、毎回5GHzを止めるのも面倒なので、今は2.4GHz固定のSSIDをもう1本立てて、IoT機器はすべてそちらに繋いでいます。カメラや他のセンサー類も同じ帯域の制約を持っているので、最初からこうしておけばよかった。

効果のわりに、単価がいちばん安かった

3ヶ月使って、寝かしつけの最後で照明のせいで失敗する、というパターンはほぼ消えました。電球1個あたり2,000円前後で、うちは3個。器具ごと替える話ではないので、賃貸でも退去時にもとの電球に戻すだけで済みます。

もし1個だけ試すなら、寝室から入れるのが確実だと思います。リビングは家族の誰かが壁スイッチを切る可能性が高くて、そこでつまずくと「使えないもの」という印象がついてしまう。うちも寝室から始めていたら、テープを貼る前に1週間ストレスを溜めることはなかったはずです。

この記事は個別のレビューです。育児中に効いたスマートホーム機器の全体はスマートホーム|育児中に本当に効いたもので振り返っています。

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