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ジョイントマットは、厚さで完全に別物になります。うちは最初に8mmのものを買って、2ヶ月で20mmに買い替えました。差額はまるまる無駄です。ハイハイからつかまり立ちまでの半年で床に求められるものは、汚れ対策ではなく衝撃の吸収でした。厚さ、サイズ、隙間の扱い。実際に2種類敷いてみて分かったことを書いていきます。
フローリングの上で転ぶ音が、想像より重かった
きっかけは音でした。生後8ヶ月でお座りが安定してきた頃、後ろにバランスを崩して倒れて、後頭部を床に打ちました。フローリングに直接なので、乾いた大きな音がしました。本人は数秒後に泣き出して、5分ほどで機嫌が戻りましたが、あの音は今でも耳に残っています。
それまでは、床対策というのは食べこぼしや傷防止の話だと思っていました。実際は違って、この時期に必要なのは頭を打ったときの衝撃を減らすことでした。うちのリビングは約10畳で、全面がフローリング。冬は素足だと冷たいレベルなので、体温の面でも問題がありました。
8mmを買って、2ヶ月で敷き直した
最初に買ったのは、よくある8mm厚のEVA素材のジョイントマットです。30cm角が32枚で3,000円ほど。安いし、軽いし、色も選べる。第一印象は悪くありませんでした。
使ってみて分かったのは、8mmでは音が変わらないということです。転んだときの音は「ゴン」のまま。手のひらで叩いて比べても、8mmは表面が沈むだけで、下のフローリングの硬さがそのまま伝わってきました。
さらに、軽いので動きます。ハイハイで蹴られるとマット全体がずれて、継ぎ目が浮く。浮いたところに足を引っかけて転ぶという、本末転倒な事態も起きました。薄いマットは、床の保護にはなっても子どもの保護にはならないというのが、2ヶ月使っての感想です。
厚さで何が変わったか
買い直したのが、楽天で見つけた極厚20mmの木目調ジョイントマットです。59cm角の大判で、うちは6畳分。7,999円でした。
敷いた日に、まず音が変わりました。同じように後ろに倒れても、「ボス」という鈍い音になる。手で叩くと、明らかに衝撃が途中で吸われている感覚があります。厚さが2.5倍になっただけですが、体感の差は数字以上でした。
それと、冷たさが消えました。20mmの空気層があるおかげで、冬に素足で立っても冷たくない。エアコンの効きも良くなった気がします。これは想定外の副産物でした。
一方、廊下と寝室の入口には、別の目的で5mm厚の吸着タイルカーペットを敷いています。50×50cmが20枚。こちらは衝撃吸収を期待していません。狙いは滑り止めで、ハイハイのときに手が滑って前に進めないのを防ぐためです。裏面が吸着タイプなので、めくれにくく、汚れた1枚だけ剥がして洗えます。ハサミで切れるので、廊下の幅に合わせられるのも良かった。
不満も書いておきます。20mmのマットは、当然ですが厚いぶんドアの下をこすります。うちはリビングが引き戸だったので助かりましたが、内開きのドアがある部屋には敷けませんでした。あと重い。6畳分で18kgほどあるので、模様替えのときは覚悟が要ります。タイルカーペットのほうは、毛足が短いぶん食べこぼしの汁が染み込みやすく、こまめに拭かないと跡が残りました。
においについても書いておきます。届いた日、開封した瞬間は独特のにおいがありました。EVA素材のマットはだいたいそうなるようです。うちは半日、窓を開けてベランダで陰干ししてから敷きました。2日目にはほとんど気にならないレベルになっています。子どもが直接顔を付ける場所なので、届いてすぐ敷くのではなく、一度風を通したほうがいいと思います。
大判と小判、どちらが良かったか
サイズの話もしておきます。うちは30cm角の小判と、59cm角の大判の両方を使いました。
大判の利点は、継ぎ目が圧倒的に少ないことです。6畳を敷くのに、59cm角なら約32枚。30cm角だと約120枚必要です。継ぎ目の総延長が4分の1くらいになるので、ゴミが入る箇所も、剥がされる箇所も減ります。敷く作業も速い。うちは大判で40分、小判のときは1時間半かかりました。
小判の利点は、形に合わせやすいことです。部屋の隅の柱の出っ張りや、ドアの前の半端なスペースを、切らずに埋められます。うちは洗面所の変則的な形の床に小判を使いました。ここに大判を敷こうとすると、切る作業が発生します。
結論としては、広い正方形に近い部屋は大判、狭くて形が複雑な場所は小判。両方買うことになりますが、これが一番手間が少なかったです。
隙間のゴミと、剥がして洗えるという利点
ジョイントマットの弱点としてよく言われるのが、継ぎ目にゴミが入ることです。これは事実でした。うちも1ヶ月に1回くらい、何枚か剥がすと、下からパン粉のような細かい食べかすが出てきます。
ただ、これは弱点でもあり利点でもあると思っています。ラグやカーペットだと、汚れた部分だけを外して洗うことはできません。ジョイントマットなら、麦茶をこぼした1枚だけを外して、浴室で洗って干せます。うちは月に2〜3枚のペースで洗っています。
湿気の問題もありました。梅雨の時期に1枚剥がしたら、裏面がうっすら湿っていたことがあります。密着しているぶん、汗や湿気が逃げにくいようです。それ以来、季節の変わり目に一度全部剥がして、床とマットの裏を乾かす日を作っています。年に2回、休日の午前を使う程度の作業です。
掃除の運用としては、週1回の掃除機のときに継ぎ目を意識してノズルを走らせる、月1回はマットを剥がして下を拭く、という形で落ち着きました。全部剥がすのは大変なので、子どもがよくいる範囲の10枚くらいだけを対象にしています。
子どもが自分で剥がすようになる
10ヶ月頃から、新しい問題が出ました。マットの継ぎ目に爪をかけて、自分で剥がすようになったんです。剥がしたパーツを口に持っていこうとするので、こちらのほうが心配でした。
対策として効いたのは3つです。まず、部屋の隅から敷き始めて、壁で押さえる形にすること。端がどこにも接していないと、そこから剥がされます。次に、サイドパーツを付けて縁を作ること。段差がなくなるので、指がかかりにくくなります。うちのマットにはサイドパーツが付属していました。
3つ目が、剥がされる場所を減らすという意味での大判化です。継ぎ目が少ないほど、攻撃対象が減ります。これは大判を選んだ理由のひとつでもありました。それでも完全には防げなくて、いまも週に1回くらいは1枚めくられています。見つけたら戻す、の繰り返しです。
最後に
床対策で失敗したのは、安さと軽さを優先して薄いものを買ったことでした。3,000円を惜しんで、結果的に11,000円払っています。
賃貸という条件も、判断に効きました。うちは原状回復のことを考えると、床に直接なにかを貼る選択肢は取れません。置くだけで済んで、退去時にそのまま持ち出せる、あるいは処分できる。この条件を満たす床材が、結局ジョイントマットとタイルカーペットでした。カーペットを敷き詰める案も検討しましたが、洗えないので消えています。
いま選び直すなら、まず厚さを決めて、次にサイズ、そして色や柄という順で見ます。厚さは実際に手で押して確かめられるといいのですが、通販だとそれができないので、数字で判断するしかない。うちの体感では、転倒対策として意味を感じたのは12mmを超えたあたりからでした。もちろん厚ければ厚いほどいいわけでもなく、ドアの開閉や段差との兼ね合いがあります。そこは家の造りしだいです。
この記事は個別のレビューです。生後7ヶ月から1歳までに買ったもの全体は生後7ヶ月から1歳まで|買い足したものと手放したもので振り返っています。

