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離乳食が始まってから、キッチンに調理家電が3台増えました。ブレンダー、小型の炊飯器、電気ケトルの買い替え。どれも必要で買ったものです。問題は、うちの賃貸キッチンの作業台が幅60cmしかないこと。この60cmの上に、まな板を置くスペースが残らなくなりました。この記事は、家電が増えたあとのキッチンをどう組み直したかの話です。収納を増やしたというより、置く場所の優先順位を決め直したという感覚に近いです。
作業台60cmの上で、何が起きていたか
うちのキッチンはI型で、シンク幅が約75cm、コンロが3口、その間の作業台が60cmです。都内近郊の2LDK賃貸としては、たぶん平均的だと思います。
もともとここには電気ケトルと水切りかごが置いてありました。それで作業スペースは実質30cm。まな板を置くと、もう包丁を動かす余裕がありません。そこに離乳食用のブレンダーが加わりました。ブレンダー本体は幅6cmくらいの棒状ですが、専用のカップとチョッパー用のボウルが付いてくる。この付属品が場所を取ります。
さらに、大人用と離乳食用でごはんの硬さを変えたかったので、3合炊きの小型炊飯器を買い足しました。幅24cm、奥行28cm。これで作業台は完全に埋まりました。まな板を置く場所がないので、シンクに渡す板を買って対応していた時期が2ヶ月ほどあります。あれは切りにくいし、洗い物のたびに板をどけるので、まったく効率がよくありませんでした。
横がないなら縦、その前に隙間
最初に考えたのは吊り戸棚の活用でした。うちのキッチンには幅180cmの吊り戸棚があります。ところが下端の高さが床から140cm。妻の身長だと、奥のものは踏み台なしでは取れません。しかも子どもを抱っこしながらは絶対に無理です。ここは使用頻度の低いものの保管庫と割り切りました。
次に見たのが、冷蔵庫と壁の隙間です。うちは冷蔵庫と壁の間に19cmほどの空きがありました。この幅は中途半端で、何も置けないまま埃が溜まる場所になっていた。
ここに入れたのが、幅18cm・奥行55.4cmのスリムな隙間ワゴンです。ハイタイプでキャスター付き。組立品で、届いたときは板の状態でした。
この手のワゴンで一番大事なのは、実は幅ではなく奥行だと思っています。うちの隙間は奥行が60cmあったので55.4cmはちょうどいい。ただ、奥行が足りない場所に入れると、後ろ半分が壁の向こうにはみ出して手前に倒れやすくなります。買う前に、幅と奥行と高さの3つを全部測るべきです。私は幅だけ測って注文しかけて、直前で気づきました。
不満は、キャスターの動きです。前後には素直に動きますが、隙間から引き出すときに少し斜めになると、車輪が横方向に食い込んで止まります。冷蔵庫の側面に擦れるので、うちは冷蔵庫側に養生テープを貼っています。あと、組み立てに40分ほどかかりました。棚板の高さは組み立て時に決めるタイプなので、あとから変えるには一度分解する必要があります。ここは最初によく考えて決めたほうがいいです。
高さは使用頻度で決めた
ワゴンの段の割り当てを決めるとき、内容物のジャンルではなく使用頻度で並べました。よく使うものほど、腰から目の高さの間に置く。これは倉庫のピッキングと同じ考え方で、しゃがむ動作と背伸びする動作をなくすほど作業が速くなります。
実際の配分はこうなりました。腰から胸の高さ、つまり床から70〜120cmには、毎日使うもの。うちだと調味料の詰め替えストックと、ラップとポリ袋。その上の段には週に数回のもの。乾物と粉類です。一番下は重いものと、月に数回しか使わないもの。ペットボトルの水のストックと、来客用の紙皿を入れています。
重いものを下にするのは、単純に安全のためです。キャスター付きのワゴンは重心が上にあると、引き出したときに揺れます。生後6ヶ月の子どもはまだキッチンに入ってきませんが、あと数ヶ月でハイハイが始まる。そのときワゴンが倒れる形にはしたくない。
離乳食の道具だけ、別扱いにした
キッチンの整理で一番悩んだのが、離乳食まわりの道具です。裏ごし器、すり鉢、極小のスプーン、製氷皿。数は少ないのに、使う頻度が高くて、しかも大人の調理器具とは洗い方も置き場所も違う。
最初は大人の調理器具と同じ引き出しに混ぜていました。これが失敗で、毎回スプーンを探すことになる。小さいので、菜箸やお玉の間に沈むんですよね。朝の忙しい時間に引き出しをかき回すのは、地味にストレスでした。
いまは隙間ワゴンの上から2段目に、離乳食の道具だけをまとめたカゴを1つ置いています。カゴごと引き出して作業台に持っていける。使い終わったら洗ってカゴに戻す。ジャンルではなく「作業の単位」でまとめるというだけの話ですが、これは効きました。探す時間がゼロになったので。
ただし、この方式は数が増えると破綻します。いまはカゴ1つに収まる量だから成立しているだけで、離乳食が後期に進んで道具が増えたら、また考え直すことになると思います。カゴのサイズは幅22cm、奥行15cmくらいのものを使っていて、これ以上大きいとワゴンの幅18cmに載りません。
放熱スペースを潰しかけた話
これは反省として書いておきます。隙間ワゴンを入れる場所として、最初に候補にしたのは冷蔵庫の側面ではなく背面側でした。冷蔵庫の後ろに15cmくらい空きがあったので、そこに薄いラックを立てようと考えていたんです。
冷蔵庫の取扱説明書を読んで、やめました。機種によりますが、放熱のために背面や側面、上面に一定のすき間を空けるよう指定されているものが多いです。うちのは上面5cm以上、両側面0.5cm以上、背面は壁に付けてよいという記載でした。指定はメーカーと機種で違うので、必ず自分の説明書を確認したほうがいいと思います。すき間を塞ぐと放熱効率が落ちて、消費電力が増えたり故障の原因になったりします。
同じ理由で、炊飯器の上に棚を追加する案もやめました。炊飯器は蒸気が出るので、真上に棚板があると板が湿気で傷みます。賃貸なので、備え付けの吊り戸棚の下面を傷めるわけにはいきません。うちは炊飯器を吊り戸棚のない位置、シンクの左端に移動させて対応しました。
2ヶ月使って、作業台がどうなったか
いま作業台の上に常設しているのは、電気ケトルだけです。幅は約20cm。残り40cmが空きました。まな板は幅38cmなので、ぎりぎり置けます。シンクに渡す板は引退しました。
ブレンダーはワゴンの中段、炊飯器はシンク左端、水切りかごは廃止して吸水マットに変更。これで回っています。完璧ではなくて、洗い物が多い日は吸水マットからはみ出るので、結局シンクの中に積む日もあります。
もうひとつ、家電が増えるとコンセントも足りなくなります。うちのキッチンは2口しかありませんでした。タコ足配線は容量の問題があるので、電子レンジと炊飯器を同時に使わない運用にして、差し替えで対応しています。面倒ですが、賃貸でコンセントは増やせないので。
結局のところ、家電を買うときに置き場所まで含めて決めていなかったのが原因でした。次に何か買うときは、先に置く場所の寸法を測ってから注文するつもりです。
この記事は部屋づくりの個別記事です。子どもができて何を変えたかは子どもができて変えた部屋|1年でこうなったで振り返っています。

