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お風呂掃除が続かなかった理由を考えると、毎回「全部やろう」としていたからでした。浴槽、床、壁、排水口、鏡、蛇口、天井。全部やると20分かかります。20分の予定を毎日確保できるはずがない。
今は毎日やるのが3分、週1でやるのが10分という形に落ち着いています。生後6ヶ月の子どもがいて、ワンオペで入れる日もある我が家で、半年続いている方法を書きます。
「毎日やる場所」を3つだけに絞った
毎日やると決めたのは、浴槽の内側、床、排水口のヘアキャッチャー。この3つだけです。
浴槽は、お湯を抜いた直後にスポンジで一周。2分弱です。皮脂汚れは時間が経つと落ちにくくなりますが、その日のうちなら洗剤なしでも大半が落ちます。うちは3日に1回だけ洗剤を使う程度。
床は、子どもを入れると泡やお湯が飛ぶので毎日流します。シャワーで流すだけで30秒。週に2回くらいはブラシで擦ります。
排水口のヘアキャッチャーは、髪の毛を取るだけ。これを飛ばすと1週間でヌメリが出て、そうなると掃除の難易度が跳ね上がります。毎日10秒やることで、週1の5分を防いでいる感覚です。
逆に、壁と天井と鏡は毎日やりません。壁は週1、天井は月1、鏡は水垢が気になったときだけ。この割り切りをしてから、風呂掃除が「やらなきゃいけないこと」から「ついでにやること」に変わりました。
屈まないで洗えるかどうかが、続くかの分かれ目
以前は手のひらサイズのスポンジで、浴槽の縁に手をついて屈んで洗っていました。これがしんどい。特に子どもを抱っこして腰にダメージが溜まっている日は、屈む動作そのものが億劫になります。
買い替えたのが柄付きのバスクリーナーです。レックの激落ちくんシリーズで、47cmから68cmまで伸縮するショートタイプ。網目状の特殊繊維で、洗剤なしでも皮脂汚れが落ちるという触れ込みのものです。
使ってみて一番効いたのは、掃除の姿勢が変わったことでした。立ったまま浴槽の底まで届く。屈まないので、腰への負担がほぼゼロです。所要時間も2分半から1分半に縮みました。
洗剤なしで落ちるかという点は、条件つきでイエスです。その日のうちの皮脂汚れなら、水だけで十分落ちます。ただし数日放置してザラつきが出た浴槽は無理で、洗剤を使ったほうが早い。過信は禁物です。
短所も書きます。伸縮部分は、使っているうちに水が入ります。うちは使用後に縮めて立てかけていたら、中に水が溜まって数週間で内側が汚れました。今は伸ばした状態で吊るして乾かしています。
それと、柄があるぶん収納にスペースが要ります。うちは浴室の壁のタオルバーに引っ掛けていますが、浴室が狭い家だと置き場所に悩むかもしれません。あと、ヘッドは消耗品です。うちは半年でスポンジ部分がへたってきたので、交換用の入手性は買う前に確認しておいたほうがいいです。
子どもを入れる前に掃除する、という順番にした
これは運用の話ですが、一番効いた変更かもしれません。
以前は、家族全員が入り終わって、お湯を抜いてから掃除していました。夜の23時前後です。この時間帯の自分は疲れ切っていて、7割の確率で「明日でいいか」になっていました。
今は、子どもをお風呂に入れる直前、17時半ごろに掃除しています。どうせ服を脱いで浴室に入るので、そのついでに浴槽と床をさっと洗ってからお湯を張る。
この順番にしたメリットが3つあって、ひとつは疲れていない時間帯なのでちゃんとやること。もうひとつは、掃除したての浴槽に子どもを入れられるので気分がいいこと。3つめが、翌朝までヌメリを放置する時間がなくなることです。
デメリットは、湯船に浸かった後の皮脂汚れがそのまま朝まで残ることです。ここは割り切って、浴槽の水位線あたりだけ入浴後にシャワーで流しています。20秒の作業です。
週1でやることを、曜日で固定した
週1のメニューは、壁、鏡、蛇口、排水口の内部です。これを日曜の夕方に固定しました。
壁は、腰から下だけ重点的に洗います。皮脂と石けんカスが飛ぶのはこの高さで、上のほうは汚れの質が違う。柄付きのクリーナーがあるので、天井近くまで届くのはありがたいですが、毎週やるほどではありません。
排水口は、ヘアキャッチャーを外して受け皿とその下まで見ます。ここは正直気が重い作業ですが、週1でやると3分で終わる。3週間放置したときは20分かかったうえに、専用の洗浄剤が必要になりました。頻度が下がるほど1回の難易度が上がる典型例です。
鏡の水垢は、うちは酸性の洗浄剤を使っています。ここで注意なのが、塩素系のカビ取り剤と酸性の洗剤を同じタイミングで使わないこと。混ぜるな危険の表示は本当に守るべきで、うちは日を分けるルールにしています。使うときは換気扇を回し、浴室の扉を開けて、子どもは絶対にリビングにいる状態でやります。
やらないと決めたこと
逆に、うちがやらないと決めたこともあります。
ひとつは、毎回の水切りワイパー。壁の水滴を落とすとカビ予防になるのは分かっているのですが、これを毎日やる余力がありませんでした。代わりに、入浴後1時間の換気扇の連続運転で妥協しています。完璧な予防にはなりませんが、うちの浴室ではこれで大きな問題は起きていません。
もうひとつは、天井の掃除の頻度を上げること。月1回、フローリングワイパーに雑巾を挟んで拭く程度にしています。天井は手が届かないぶん時間がかかるので、頻度を落として1回を丁寧にやるほうが合理的でした。
あと、風呂釜の洗浄は年に2回だけ。専用の洗浄剤で追い焚き配管を洗います。うちの給湯器の説明書には推奨頻度が書いてあったので、それに従っています。設備まわりは自己流でやらないほうが安全です。
掃除道具を浴室の中に置くか、外に置くか
意外と悩んだのが、掃除道具の置き場所です。浴室内に置くと湿気でカビるし、外に置くと取りに行く手間が増える。
うちの結論は、毎日使うものだけ中、週1のものは外です。バスクリーナーとスポンジは浴室内のタオルバーに吊るす。ブラシ、洗剤、カビ取り剤は脱衣所の棚に置いています。
浴室内に置くものは、必ず吊るして水が切れる状態にするのがルールです。床に直置きすると底面が乾かず、ぬめりが出ます。うちは以前スポンジを浴槽の縁に置いていて、1ヶ月でピンク色の汚れが出ました。吊るすようにしてからは出ていません。
あと、子どもが手を伸ばす高さには何も置かないようにしています。今はまだ届きませんが、つかまり立ちを始めたら洗剤の位置は全部見直す予定です。浴室は子どもを連れて入る場所なので、ここは家電や道具の性能とは別の判断軸が必要になります。
3分でも毎日やるほうが、20分の週1より楽
半年やってみて分かったのは、掃除の総量はさほど変わらないということです。毎日3分×7日で21分、週1で20分。ほぼ同じ。
違うのは、心理的な重さでした。20分の予定は「まとまった時間」なので、確保するのに気合が要ります。3分は、お風呂に入るついでに消化できる。同じ時間を払っているのに、片方は続いて片方は続かない。
やる範囲を決めるというのは、やらない範囲を決めることでもあります。うちは天井のカビを1ヶ月放置する代わりに、浴槽を毎日洗う選択をしました。全部を毎日やろうとしていた頃より、浴室は明らかにきれいです。
この記事は家事の個別記事です。掃除と洗濯の時間を削る考え方は掃除と洗濯の時間を削る|道具より仕組みで整理しています。

