おもちゃ収納|片付けを子どもができる高さに

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リビングの床が見えなくなったのは、子どもがハイハイを始めてから2ヶ月ほどのことでした。おもちゃは10個も持っていないのに、それが常時床に散らばっている。夜、子どもが寝てから2人で拾い集めて、翌朝また同じ状態になる。この繰り返しに疲れて、収納を作り直すことにしました。

この記事は、2LDKのリビングにおもちゃ収納ラックを入れて、片付けの回り方がどう変わったかの記録です。結論を先に書くと、部屋はきれいになりませんでした。ただ、片付けにかかる時間は確実に減りました。

床に散らかる原因は、しまう場所が遠いことだった

それまでは、おもちゃを寝室のクローゼットに入れた収納ボックスにしまっていました。遊ぶのはリビング。この距離が問題でした。片付けるたびに部屋を移動するので、面倒になって「あとでまとめて」になり、結果として床に置きっぱなしになる。

妻に指摘されて気づいたんですが、散らかっているのは子どものせいではなく、大人が戻していないからでした。子どもは出すだけの存在で、戻すのは全部こちらの仕事です。だったら、こちらが最短で戻せる位置に置き場を作るのが先だろう、と考えを変えました。

いま置いているのは、遊ぶスペースから2歩の位置です。この距離になっただけで、日中に何度も戻すようになりました。収納の性能より、置き場所までの距離のほうが効くというのが最初の学びです。

ついでに、寝室のクローゼットに入れていた分は「今使わないおもちゃの倉庫」という役割に変えました。全部を手の届くところに出す必要はなくて、むしろ数が多いと選べなくなります。

子どもの高さに合わせると、自分で出すようになる

買ったのは、天板が付いた3段のキッズラックです。高さがおよそ80cm、幅が90cm弱。下の2段が斜めになったポケット型で、上に平らな棚と天板がある構成でした。

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いちばん下の段は、床から20cmほど。ここは1歳の子が座ったまま手を入れられる高さで、実際に自分でおもちゃを引っ張り出しています。狙いどおりではあるんですが、当然ながら自分で出す=自分で散らかすということでもあって、床の状況は以前とあまり変わりません。

組み立ては1人で50分ほどかかりました。ネジが40本近くあって、途中で1箇所向きを間違えて外し直しています。板の精度は価格なりで、棚板を差し込むときに少し力が要りました。天板は平らで小物を置けますが、子どもが立ち上がって手を伸ばせる高さなので、置くものは選んでいます。

転倒については気にしていて、うちは壁側に寄せて、上の段には軽いものしか入れていません。子どもが引き出しに掴まって立つようになるので、重心が上にある収納は避けたほうがいいと思います。固定金具が付いている製品なら、賃貸でも使える方法があるか確認しておくといいです。

買う前に測った3つの寸法

失敗を避けるために測ったのが、置く場所の幅、コンセントとの位置関係、そして開く扉との干渉でした。うちのリビングは、ソファとテレビ台の間に空いているのが幅95cmで、ここに幅90cm弱のラックがぎりぎり入る計算です。5cmの余裕しかないので、届いてから梱包を開ける場所にも困りました。

コンセントは見落としがちなポイントでした。壁際に家具を置くと、その裏のコンセントが使えなくなります。うちはラックの背面にコンセントが1口隠れることになって、加湿器の位置を変えることになりました。事前に写真を撮っておけば防げた話です。

扉との干渉も測っておいてよかったところです。リビングのドアは内開きで、開いた先にラックの角が来ると危ない。ドアを全開にした状態で床にマスキングテープを貼って、その線を越えないように置き場所を決めました。子どもが立って歩き始めると、角の位置は安全の話になります。

あとから思うと、高さも測っておくべきでした。うちのラックは80cmで、子どもが立ち上がると天板に手が届きます。天板に置いたリモコンが3回落とされて、いまは何も置いていません。子どもの背が伸びると、収納の使い方は毎年変わるということだと思います。

ざっくり放り込める収納しか続かない

最初は、種類ごとに分けて入れようとしました。積み木はここ、車はここ、布のおもちゃはここ。1週間で崩壊しました。片付ける側にとって、分類は判断です。判断が入ると手が止まる。夜10時に、眠い頭で「これはどっちの箱か」と考えたくない。

いまは、大きい箱2つに「木のもの」「それ以外」ぐらいの粗さで放り込んでいます。この粒度だと、拾って投げ込むだけで終わる。1回の片付けが3分から1分になりました。

細かく分ける方式が有効なのは、子ども自身が分類を理解して戻せるようになってからだと思います。いまはまだ、出す専門の時期。大人が戻す前提なら、大人の手が止まらない形にするのが正解でした。

絵本だけは例外で、表紙が見える形で立てています。背表紙だけだと選べないらしく、面を見せて並べたほうが手に取る回数が明らかに増えました。ラックの上段を絵本用にしています。

見せる収納と、隠す収納を混ぜる

全部をオープンな棚にすると、部屋が常におもちゃの色で埋まります。うちのリビングは12畳ほどですが、視界に入る面積が広いと、片付いていても散らかって見えるんですよね。

そこで、よく使うものだけをオープンな下段に出して、あまり使わないものは布製の箱に入れて上段にしまいました。箱の色をリビングの家具に合わせると、視覚的な情報量が減ります。妻からの評価が上がったのは、収納が増えたことよりこの点でした。

来客のときは、床にあるものを大きい布の箱にまとめて放り込んで、蓋をして終わりです。5分で見た目が整う。この「一時避難用の箱を1つ空けておく」のは、地味ですが効いています。

逆に、扉付きの収納はうちには合いませんでした。開ける動作が1つ増えるだけで、放り込む速度が落ちる。指を挟む心配もあるので、いまは扉のないものだけにしています。

増え続けるおもちゃを、どう間引くか

1歳の誕生日を挟むと、一気に数が増えます。うちは両家の祖父母からの分を含めて、3ヶ月で6個増えました。収納を大きくすると、その分だけ増えるスペースができるだけで、根本的な解決になりません。

いまやっているのは、収納の容量を先に決めて、そこに入る量しか持たないという方法です。ラックの3段が満杯になったら、何かを倉庫に移すか手放す。プログラムでいうところの固定長のバッファみたいな運用で、これは自分には向いていました。

手放す判断は難しいです。もらったものは特に。うちは「3ヶ月触っていないもの」を候補にして、写真を撮ってから譲るか処分するようにしています。それでも、判断できずに残っているものが箱に4つあります。

間引くタイミングは、季節の変わり目に合わせています。衣替えのついでにおもちゃも見る。定期的な作業にくっつけると、単独ではやらないことも回るんですよね。うちは3月と9月に、床に全部出して並べて、そこから戻すものを選ぶ形にしています。全部出すと、同じような機能のものが2つあることに気づきます。

収納を買うときに、大きさで迷ったら小さいほうを選んだほうがいいというのが、いまの実感です。大きい収納は、片付いた気分にはなりますが、持ち物の総量が増えるだけでした。

この記事は個別のレビューです。生後7ヶ月から1歳までに買ったもの全体は生後7ヶ月から1歳まで|買い足したものと手放したもので振り返っています。

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