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息子が生後6ヶ月になりました。出産前に買い揃えたベビーグッズのうち、今も現役で使っているものを数えてみたら、だいたい半分でした。残りの半分は3ヶ月あたりで役目を終えて、押し入れの上段か、フリマアプリの出品ページに移動しています。
で、代わりに新しく買ったものがある。離乳食の調理道具、椅子、バウンサー、ベビーゲート。この4つは出産前の私の買い物リストには1つも載っていませんでした。半年で持ち物が入れ替わったわけです。この記事は、その入れ替わりの記録です。何が消えて、何が増えたのか。そして今から振り返ると、そもそも買わなくてよかったものが何だったのか。
半年で入れ替わった、うちの持ち物リスト
出産前、私は表計算ソフトでベビーグッズの購入リストを作りました。エンジニアの悪い癖で、カテゴリ別に列を作って、価格と優先度とレビュー評価を入れて、合計金額が出るようにしてある。最終的に34品目、合計18万円ほどでした。妻には「気合い入ってるね」と若干引かれたのを覚えています。
そのリストを今開くと、なかなか厳しい採点になります。ベビーバスは1ヶ月半で使わなくなりました。新生児用の肌着50〜60サイズは、3ヶ月で全部サイズアウト。おくるみは寝返りを打ち始めた4ヶ月で「巻いてはいけないもの」に変わりました。電動のスイングラック、いわゆるハイローチェアは、そもそも息子が乗ると泣くので5回くらいしか使っていません。中古で3万円だったので、これが一番の授業料でした。
一方で、最初から今までずっと使っているものもあります。おむつ用のゴミ箱、ガーゼ、体温計、チャイルドシート。あと、抱っこ紐とベビーカーは新生児期から使っていて、今も毎日使っている。長く使うものと、数ヶ月で終わるものが、かなりはっきり分かれるんですよね。
なぜ半分外したのか。「出産前に全部揃える」という前提そのものが間違っていたからです。理由は単純で、赤ちゃんの体と行動が3ヶ月単位で別物になる。
新生児期の息子は3,100gで、自分では動けませんでした。首も据わっていない。だからその頃に必要だったのは「寝ている体を安全に支えるもの」です。ベビーバス、おくるみ、平らな寝床。それが4ヶ月で寝返りを覚え、6ヶ月の今は7.8kgになって、支えれば数分は座っています。うつ伏せから膝を立てて、ずり這いの手前みたいな動きも始まった。必要なものは「動く体を止めるもの」と「座った姿勢を支えるもの」に変わりました。真逆です。
この変化を出産前に予測して先回りで買うのは、たぶん無理です。私はやろうとして失敗しました。カタログの「対象月齢6ヶ月〜」という表示を見て、6ヶ月になったら使うんだろうと思って買ったものが、実際にはうちの子の体格や機嫌に合わなかった。乗ってくれるかどうかは、その時になってみないと分からないんですよね。
だから今の私の考え方は、消耗品と新生児期に確実に要るものだけ出産前に買って、あとは「必要になった週に買う」です。ネット通販なら翌日には届く。1週間くらい不便でも、外すよりずっと安い。実際、この記事で紹介する4つは全部、必要になってから注文しています。
離乳食が始まって、まず調理道具で詰まった
生後5ヶ月半で離乳食を始めました。最初の10倍がゆは、大人用の茶碗と普通のスプーンでなんとかなります。米粒を潰して裏ごしして、小さじ1杯。ここまでは道具なしでいけました。
詰まったのは2週目です。にんじん、かぼちゃ、ほうれん草と食材が増えると、すりつぶす作業と裏ごしする作業が別々に発生する。うちにあったのは大人用のすり鉢とザルで、小さじ2杯ぶんを作るには大きすぎるんですよ。すり鉢の底に張り付いた1杯を、ゴムベラで必死にこそげ取る作業を3日やって、これは道具を買うべきだと判断しました。
買ったのはリッチェルの調理セットRという離乳食用のセットです。すり鉢、すりこぎ、裏ごし、おろし器、レンジで加熱できる容器が入って、家電量販店で2,000円台でした。小分け冷凍用のトレーが同梱されているのが決め手で、まとめて作って凍らせる運用に切り替えられた。1回あたりの調理時間が15分から、解凍の2分になりました。
不満もあります。9点だか10点だか入っているセットのうち、おろし器はほとんど使っていません。あと、パーツが増えたぶん洗い物は確実に増えました。詳しい選び方は離乳食の調理グッズの記事で書いていますが、結論としては「セットで買って、使わないパーツは割り切る」が一番早かったです。
座らせる場所がない、という盲点
離乳食で最初に困るのは実は道具じゃなくて、場所でした。食べさせるとき、赤ちゃんをどこに座らせるのか。
最初の2週間は、私が床にあぐらをかいて、膝の上に息子を乗せて食べさせていました。これが想像以上にきつい。片手で体を支えて、もう片方の手でスプーンを運ぶ。息子は手を伸ばして器をひっくり返そうとする。10分の食事で、私の腰と背中が終わります。しかも自分のズボンにおかゆが付く。
それでベビーチェアを買いました。うちが選んだのはインジェニュイティのベビーベースという床置きタイプで、6ヶ月頃から使えるソファ型のやつです。腰が完全に据わっていない時期でも、体をぐるっと囲む形なので姿勢が保てる。ダイニングチェアに固定するベルトも付いていて、後から食卓に上げられるのが良かった。
選ぶときの基準は、正直「掃除のしやすさ」がほぼ全てでした。6ヶ月の食事は、量より飛散のほうが多い。布張りで凹凸の多い椅子だと、毎食ウェットティッシュで溝を掘る作業が発生します。うちのはトレーを外して丸ごと水洗いできるので、シンクで30秒。ここは妥協しなくてよかったと思っています。難点は場所を取ること。リビングの床に常時置いてあるので、掃除機をかけるたびに持ち上げています。
手が離せない数分を、どう作るか
妻が仕事に復帰して、平日の日中は私と息子の二人になりました。在宅勤務なので家にはいますが、会議もあれば実装もある。そして何より、トイレに行きたい。
これ、笑い話に聞こえるかもしれませんが、生後5ヶ月あたりが一番深刻でした。床に寝かせておくと寝返りで移動して、テレビ台の角に頭をぶつけそうになる。ベビーベッドに戻すと泣く。抱っこしたままだと何もできない。安全に3分だけ置いておける場所が、家の中に無かったんですよね。
それでバウンサーを導入しました。リッチェルのバウンシングシートNという、電動じゃない布とパイプだけのやつです。ベルトで固定できて、赤ちゃんが動くと自分で揺れる。うちの息子は当たりだったようで、乗せると10分から15分くらいは機嫌よくしています。
ただ、これは完全に運の要素があります。友人の家では、乗せた瞬間から泣いて一度も使えなかったそうです。そして使える期間も短い。首が据わってから、自力で座れるようになるまでの数ヶ月が本番で、うちもたぶん9ヶ月頃には出番が減ります。レンタルという選択肢を真剣に検討すべきものの筆頭だと思っています。
動き出す前に付けないと間に合わないもの
ベビーゲートは、うちで唯一「先回りして買って正解だった」ものです。
6ヶ月の今、息子はまだハイハイをしていません。うつ伏せで上半身を持ち上げて、その場でぐるっと回転する程度。でも先輩パパから「回り出したら1ヶ月で移動する」と言われて、その週末に測って注文しました。
うちの2LDKで危ないのはキッチンです。リビングとキッチンが繋がっていて、コンロと包丁とゴミ箱が全部その先にある。入り口の幅を測ったら82cmで、突っ張り式のゲートの調整範囲にちょうど入りました。買ったのはアイリスプラザの高さ78cmのタイプで、賃貸なので壁に穴を開けずに済むのが大前提です。
ひとつ、これだけは書いておきます。階段の上には突っ張り式を使ってはいけません。体重をかけて押されるとフレームごと外れる可能性があるからで、階段上には壁にネジで固定するタイプを使う。うちはマンションで階段がないのでこの問題に当たりませんでしたが、戸建ての方は取扱説明書の設置可能場所の記載を必ず確認してください。あと日常的な不満としては、またぐのが地味に面倒です。1日20回はまたいでいます。
買わなくてよかったもの、借りて済ませたもの
増えた話ばかり書きましたが、減らした話もあります。
まず、離乳食用のブレンダーは買いませんでした。10倍がゆの時期は量が少なすぎて、ブレンダーの刃が回りきらないんですよね。かぼちゃのペーストみたいに量が出るものだけ、実家から借りてきた古いミキサーで済ませています。7ヶ月を過ぎて量が増えたら買うかもしれませんが、今の時点では不要でした。
調乳ポットも見送りました。うちは電気ケトルと保温水筒の組み合わせで回っています。ミルクの回数が1日2回まで減った今、専用機を1台置くほどの頻度じゃない。キッチンのカウンターは狭いので、置き場所を1つ空けられたのは大きいです。
あと、離乳食用の食器セット。かわいい柄の5点セットを買いかけて止めました。今使っているのは100円ショップの小皿と、調理セットに付いてきたフィーディングスプーンだけです。息子はまだ皿を握って投げるので、割れないものならなんでもいい段階でした。自分で食べ始める9ヶ月頃に、吸盤付きのものを買うつもりです。
逆に、借りて正解だったのがベビーベッドです。義理の実家からの借り物で、うちは1円も払っていません。6ヶ月の今はもう添い寝に移行していて、返却の相談を始めたところ。もしこれを新品で買っていたら、3万円くらいが半年で押し入れ行きでした。
次の3ヶ月で必要になりそうなもの
予測を書いておきます。半年後に読み返して、また外していたら笑ってください。
まず、つかまり立ちに備えた家具の角の保護材。これは動き出しとほぼ同時に要るはずで、ゲートと同じく先回りで買う予定です。次に、離乳食が中期に入るとおかゆの量が増えるので、まとめて炊いて冷凍するための保存容器を追加する。今の小分けトレーは1マス15mlで、これだと足りなくなります。
それから、ベビーチェアの買い替えかアップグレード。今の床置きタイプは体重の上限があって、自分でしっかり座れるようになったら食卓の高さに合うハイチェアが要る。ここは今から候補を調べています。ハイチェアは長く使うものなので、今度は「掃除しやすさ」に加えて「10年使えるか」を基準にするつもりです。
逆に、卒業しそうなものも見えています。バウンサーは自力で座れるようになった時点で終わり。抱っこ紐は歩き始めるまで使いますが、頻度は確実に落ちます。ベビーカーはB型への切り替えを1歳過ぎに検討する。
最後に、この半年で一番効いた考え方を書いておきます。ベビーグッズは「買う・買わない」の二択じゃなくて、「買う・借りる・代用する・その時が来たら考える」の四択です。出産前の私は最初の一択しか持っていなかった。18万円のリストのうち、たぶん5万円ぶんは、この四択を知っていれば使わずに済んだお金でした。
それぞれの詳しい記事
この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。

