体組成計 スマホ連携|記録が続く仕組み

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

去年の健康診断で、前年より4.2kg増えていました。心当たりはあります。息子が生まれてから、私の食事は「息子が寝ている隙に急いで詰め込むもの」に変わった。在宅勤務なので歩く距離も減った。問題は増えたこと自体より、4.2kg増えたことを健康診断まで知らなかったことです。日々の変化を見ていない。体組成計を買って3ヶ月、記録が初めて続いています。続いた理由は意志ではなく、手入力をやめたことでした。

体重を最後に測ったのは、いつだったか

うちには結婚したときに買った2,000円ほどのアナログ体重計がありました。洗面所の隅に立てかけてある。これを最後に使ったのがいつか、正直に思い出せませんでした。

理由ははっきりしています。測っても、記録しなければ意味がないからです。針の位置を見て「67kgくらいか」と思って、それで終わる。3日前が何kgだったか覚えていないので、増えたのか減ったのか分からない。分からないものを測る動機は生まれません。

育児中はこれが加速します。朝起きて、息子のおむつを替えて、離乳食を作って、仕事を始めて、昼に抱っこして、夕方に散歩して、風呂に入れて、寝かしつける。この流れの中に「体重計に乗って、数字を覚えて、あとでどこかに書く」という3ステップを差し込む余地は、私にはありませんでした。

手入力のアプリを3回で放り出した話

買う前に、無料でできる方法を試しています。スマホの健康管理アプリに、毎朝の体重を手で入力するやり方です。

3日で終わりました。1日目は入力した。2日目も入力した。3日目、息子が5時に起きて泣いたので、そのまま抱っこしてリビングに行き、体重計の前を通らなかった。そこで途切れて、以後1回も開いていません。

もうひとつ、実は失敗した買い物もしています。2年前、5,000円ほどのスマホ連携をうたう体組成計を買ったことがあるんです。これが「アプリを起動した状態で乗らないとデータが飛ばない」タイプでした。つまり、スマホを持って洗面所に行って、アプリを開いて、通信を待って、それから乗る。手入力よりは短いけれど、ステップは3つのままです。3週間でやめて、フリマアプリで売りました。

この2回の失敗で学んだのは単純なことで、「続かないのは意志の問題ではなく、ステップ数の問題」ということです。ステップが1つでも残っていると、育児中の朝は簡単にそれを飛ばします。

ステップを1つにするために、何が必要だったか

今回の買い替えで、条件は1つに絞りました。スマホを持たずに、裸足で乗るだけで記録が残ること。それ以外は妥協していい。

これを満たすには、本体側に2つの機能が要ります。1つは、乗った人が誰かを体重や体組成のパターンから自動で判別すること。もう1つは、スマホが近くになくても測定値を本体に貯めておいて、あとからアプリを開いたときにまとめて同期できること。

この2つが揃うと、朝の動作は「洗面所で体重計に乗る」だけになります。数字を見なくてもいい。覚えなくてもいい。アプリはその日の夜、寝かしつけのあとに寝転がりながら開けば、その朝の記録がもう入っている。

選んだのが、タニタのBC-768です。スマホ連動対応で、乗るだけでスイッチが入るタイプ。体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、体内年齢、推定骨量、BMIまで出ます。

タニタ 体組成計 体重計 スマホ連動 BC-768 パールホワイト

タニタ 体組成計 体重計 スマホ連動 BC-768 パールホワイト

Amazonで見る楽天市場で見る

3ヶ月使って、記録の欠損は数日だけでした。欠けたのは出張と、息子が夜通し起きていて朝の記憶が飛んでいた日。これまで3日しか続かなかったものが、90日中80日以上残っている。仕組みを変えただけで、私の意志は何ひとつ変わっていません。

数字は目安として見る、と決めた

ここは先に書いておきます。家庭用の体組成計が出す体脂肪率や筋肉量は、絶対値として精密なものではありません

仕組みとしては、足裏の電極から微弱な電流を流して、電気の通りにくさから体の組成を推定しています。体内の水分量に影響されるので、風呂上がりと起床直後では、同じ日でも数値が変わります。私の場合、朝と入浴後で体脂肪率が1.5ポイントほど違うことがありました。

なので、うちでは「毎朝、トイレの後、朝食の前、裸足」という条件を固定して、数値そのものではなく折れ線の向きだけを見ることにしています。体脂肪率が19.8%か21.3%かは大した問題ではなくて、2週間かけて上がっているか下がっているかが分かればいい。医療機器で測った値とは別物、という前提で扱っています。健康上の判断が必要な場面では、素直に医療機関で相談したほうが早い。

家族で共有する設定と、乗る順番の問題

妻も一緒に使っています。複数人ぶんの個人データを本体に登録できるので、それぞれが自分のスマホで自分のアプリを見る形です。設定は登録時に身長と生年月日と性別を入れるだけで、5分もかかりませんでした。

実際に運用して分かったのが、体重が近いと自動判別を間違えることです。うちは私と妻で20kg以上離れているので問題は起きていませんが、体重差が数kgしかない家族だと、本体が別人と判定して記録が混ざる可能性があります。その場合は乗る前にボタンで自分を選ぶ必要があるので、せっかくのステップ削減が半分無効になる。家族の体重差は、買う前に一度考えておくといいポイントでした。

共有していて良かったのは、妻の産後の体調の変化が、感覚ではなく数字で見えるようになったことです。お互いのデータを覗くことはしていませんが、「今週ちょっと減りすぎてる」といった会話が生まれるようになりました。

不満は3つある

まずアプリです。メーカーごとに使い勝手の差がかなり大きいのが体組成計の実情で、正直、私が使っているアプリの画面設計は洗練されているとは言えません。グラフの期間切り替えが分かりにくいし、データをCSVで書き出すのに何段階か潜る必要がある。エンジニアの職業病かもしれませんが、自分でグラフを描きたくなる場面が何度かありました。

次に電池。乾電池式なので、いずれ切れます。まだ交換していませんが、切れた日に気づかず数日ぶん記録が飛ぶのが、この仕組みのいちばん怖いところです。アプリを開いたときに「昨日の記録がない」で初めて気づく。予備の電池を洗面所の引き出しに入れておくことにしました。

3つ目が、裸足で乗る必要があること。電流を足裏から流す方式なので、靴下を履いたままだと体組成が測れません。冬の朝、洗面所の床が冷たいときに靴下を脱ぐのは、地味に面倒です。私は12月に何度か「今日はいいや」と素通りしました。脱衣所にバスマットを1枚敷いたら解決したので、これは製品の問題というより環境の問題ですが、続ける仕組みを作るならこういう小さい摩擦も潰したほうがいい。

最後に

3ヶ月で、私の体重は1.8kg減りました。何か特別なことをしたわけではありません。数字が毎日残ることで、夜中にアイスを食べるかどうかを決めるときの判断が、ほんの少し変わっただけです。

育児中に自分の管理を続けるコツがあるとすれば、やる気が要る仕組みを作らないことだと思っています。体重計に乗る、それだけ。数字を見なくてもいいし、書かなくてもいい。私の3日坊主を直したのは、意識ではなく、洗面所の床に置かれた1枚の板でした。

この記事は時短家電の個別レビューです。どの家電から買うべきかの優先順位は共働き家庭の時短家電|投資して後悔しなかった順に並べるにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました