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ベビーゲートは、赤ちゃんが動き出してから買うと遅いです。うちは生後6ヶ月の時点で、まだハイハイをしていない段階で付けました。結果的にこれが正解でした。
理由は単純で、設置には「測る、選ぶ、届く、付ける」という工程があって、うちは注文から実際に使えるまで6日かかっているからです。その間に子どもが動き始めていたら、6日ぶんヒヤヒヤすることになる。しかも、うちの息子はいまだにハイハイをしませんが、その代わりうつ伏せで回転しながら少しずつ移動する技を覚えました。予測より早く、予測と違う動き方で移動を始めるんですよね。
「動いてから」では間に合わない
先輩パパに言われて印象に残っている言葉があります。「ずり這いを見てから注文したら、届く頃にはもうキッチンにいる」と。
誇張だと思っていたんですが、6ヶ月の息子の動きを見ていると、あながち嘘でもありません。うちの場合、4ヶ月半で寝返り、5ヶ月半でうつ伏せのまま体を軸にして回転、6ヶ月に入って足で床を蹴って後ろ向きに30cmほど下がるようになりました。前には進まないのに後ろには進む。この段階でもう、目を離した1分で位置が変わっています。
本格的に前進を始めるのは、一般的には7ヶ月から9ヶ月あたりと言われますが、幅がかなり広い。6ヶ月で高速ハイハイをする子もいれば、10ヶ月まで動かずにいきなり歩き出す子もいるそうです。いつ動き出すかは事前に読めないので、動く前の暇なうちに済ませておくのが確実でした。
もう1つ、先に付けておくと副次的な効果があります。子どもが「最初からそこにある壁」として認識するので、後から急に登場したときより抵抗が少ないらしい。これはうちの息子がまだ小さいので検証できていませんが、支援センターで聞いた話として書いておきます。
家の中で、どこを止めるか
2LDKのマンションで、まず危ない場所を洗い出しました。
断トツで危ないのはキッチンです。うちはリビングと繋がった対面キッチンで、その中にコンロ、包丁、洗剤、ゴミ箱、それと炊飯器の蒸気口があります。どれ1つ取っても子どもに触られたくない。ここは最優先で塞ぐと決めました。
次が玄関です。廊下の先に上がり框があって、20cmほどの段差になっている。落ちれば頭から行きます。ただ、うちは玄関に続く廊下に扉があるので、その扉を閉めておけば済む。ゲートは不要と判断しました。
あとは洗面所と浴室。浴槽に残り湯を張っておくのをやめるだけで、ほとんどのリスクは消えます。うちは浴槽の水を毎回抜く運用に変えて、洗面所の扉を閉めることで対応しました。ゲートを付けるより、扉を閉める習慣にできる場所は、そのほうが安上がりで確実です。
結果、うちで実際にゲートを買ったのはキッチンの入り口1ヶ所だけ。当初は3ヶ所くらい必要かと思っていたので、これは洗い出しをやった甲斐がありました。
突っ張り式とネジ止め式、どちらを選ぶか
ベビーゲートの固定方法は大きく2つです。ここは安全に直結するので、はっきり書きます。
突っ張り式は、上下または左右のフレームを壁に突っ張って圧着で固定するタイプ。壁に穴を開けないので賃貸向きで、価格も安く、位置の変更も簡単です。ただし固定力は摩擦に依存します。強く押されたり、体重をかけて引っ張られたりすると、理論上は外れる可能性がある。
ネジ止め式は、壁面にネジで直接固定するタイプ。当然ながら壁に穴が開きますが、固定力は比較にならないほど強い。
そのうえで、絶対に守るべきルールが1つあります。階段の上に突っ張り式を使ってはいけません。階段上で万が一ゲートが外れれば、子どもがゲートごと階段を落ちることになります。階段上に設置する場合は、壁にネジで固定するタイプを選ぶ。これは各メーカーの取扱説明書にも明記されていることで、製品ページに「階段」という単語が入っていても、設置可能な場所は必ず説明書の記載で確認してください。
うちはマンションで階段がないので、この問題には当たりませんでした。キッチンの入り口という水平な場所なので、突っ張り式で問題ないと判断しています。戸建てで階段がある家は、階段上だけ別の製品を用意する前提で予算を組んだほうがいいです。
賃貸で買う前に測る、3つの数字
注文の前に測ったのは3つです。
1つ目、設置する場所の幅。うちのキッチン入り口は82cmでした。製品には「取付幅70〜91cm」のような対応範囲が書いてあるので、この中に入るものを選びます。注意点として、幅は上下2ヶ所で測ったほうがいい。うちは上と下で3mm違いました。
2つ目、巾木の有無。壁の下端に付いている、床から5〜10cmくらいの木の帯です。これがあると、突っ張りの脚が巾木の分だけ前に出て、フレームが斜めになります。うちの巾木は高さ6cm、厚み1cm。付属のスペーサーで吸収できる範囲でしたが、ここを見落とすと届いてから困ります。
3つ目、壁の材質。突っ張り式は壁を押し込むので、石膏ボードの薄い壁だと跡が残ります。うちは念のため、突っ張り面に厚さ5mmのフェルトを両面テープで貼ってから設置しました。退去時の原状回復を考えると、この一手間は入れておいて損はないです。
買ったのは、突っ張り式のハイタイプ
選んだのはアイリスプラザの突っ張りタイプで、高さ78cm、取付幅70〜91cmのもの。うちの82cmにちょうど収まる範囲です。拡張フレームを足せばもう少し広い場所にも使えます。
高さを78cmのハイタイプにしたのは、犬猫用の低いものだと後々こちらが軽く跨げてしまう反面、子どもが立ち上がって乗り越えようとする時期に不安があるからです。実際、6ヶ月の今は無関係な高さですが、1歳を過ぎてつかまり立ちからよじ登りに進む時期を考えると、これくらいはあってよかったと思っています。
ロック機構はダブルロックで、上下2ヶ所を同時に操作しないと開かない構造。これが後述する不満の原因でもあるんですが、安全性としては安心できます。設置作業は工具なしで15分ほどでした。プラスドライバーすら使っていません。
片手で開けられるかが、毎日効く
買ってから一番「なるほど」と思ったのがここです。ゲートは1日に何十回も開閉します。
数えてみたら、私だけで1日24回でした。料理、洗い物、飲み物を取る、ゴミを捨てる。妻の分を足せば1日40回は超えます。この開閉が両手でないとできないと、何かを持ったまま通れないことになる。子どもを抱いたまま、鍋を持ったまま、洗濯かごを持ったままキッチンに入れるか。ここは店頭で必ず試したほうがいいポイントです。
うちのダブルロックは、正直に言うと片手では厳しいです。上のレバーを引き上げながら本体を押す、という2アクションが要る。慣れれば片手でもできますが、最初の1週間は毎回両手を使っていました。安全性と引き換えなので納得はしていますが、ここを最優先するなら、レバーを上に引くだけで開くワンタッチ式や、通ったあとに自動で閉まるオートクローズ機能付きを選んだほうが日々のストレスは少ないと思います。
もう1つ、閉め忘れ対策としてオートクローズは効きます。人間は必ず忘れるので、機構で担保できるならそのほうがいい。次に買うならここに数千円足します。
設置してから出た不満
2ヶ月使って、不満は3つです。
1つ目、またぐのが面倒。うちのは下部にフレームがあるタイプで、床から2cmほどの高さに横棒が通っています。ドア部分を開ければ跨がずに通れますが、一瞬キッチンに入るだけのときは、つい跨ぐ。夜中に暗いところでこれに引っかかって、私は一度すねを打ちました。段差のないバリアフリー構造の製品もあるので、通る頻度が高い場所ならそちらを検討してもよかったです。
2つ目、床と壁への影響。突っ張り式は圧をかけて固定するので、フローリングの側にも跡が付きます。うちは床側にもフェルトを噛ませましたが、2ヶ月経って外してみたら、うっすら圧の跡がありました。目立つ傷ではないものの、賃貸なら覚悟しておく話です。
3つ目、幅が合わないケースがそこそこある。うちは運良く標準サイズに収まりましたが、リビングとダイニングの間のような広い開口部だと、標準品の対応幅を超えます。拡張フレームで足せる製品を選ぶか、幅の広いワイドタイプを最初から探す必要がある。ここは製品選びの前に測るしかありません。
総額としては、ゲート本体で数千円。うちの場合はキッチン1ヶ所だけだったので、思ったより安く済みました。動き出してから慌てて店に走るくらいなら、暇な今のうちにメジャーを持って家の中を測っておく。それだけの話です。
この記事は個別のレビューです。生後6ヶ月までに買ったもの全体は生後6ヶ月までに買ったもの・買わなかったもので振り返っています。

