ケーブル管理グッズ|昇降デスクで配線が絡まない工夫

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昇降デスクを導入して3日目に、立ち作業に切り替えようとして天板を上げたら、モニターの画面が真っ暗になりました。ケーブルが抜けたわけではなく、机の下で電源タップごと引っ張られて、タップのスイッチが何かに押されて切れていた。原因を探すのに5分かかりました。

昇降デスクは、天板が48cmほど上下します。座り姿勢で70cm、立ち姿勢で118cm。この差の分だけ、机の下のケーブルは毎回引っ張られます。固定式の机なら成立していた配線が、昇降式では成立しない。ケーブルトレーを入れて解決するまでにやったことを、順番に書きます。

上下48cmは、配線にとっては別の家具

最初にやった失敗は、昇降デスクを買う前と同じケーブルをそのまま使ったことでした。モニターのHDMIが1.5m、電源が1.8m。座った状態では十分な長さです。

ところが天板を上げると、床に置いた電源タップから天板上のモニターまでの距離が48cm伸びます。1.5mのHDMIだと、上げきった状態でぴんと張る。実際、上げるたびにコネクタの根元に力がかかっていました。ブラックアウトしたときは、張ったケーブルが電源タップを引きずって、タップが横倒しになってスイッチが壁際の脚に当たった、というのが真相でした。

それと、上下するときに机の脚とケーブルが擦れます。昇降デスクの脚は伸縮する構造なので、隙間が閉じる方向に動く。ケーブルが挟まると被覆が傷みます。実際、1本の電源ケーブルに白い擦れ跡が残りました。

まずケーブルを長めに買い直す

トレーを買う前にやったのが、ケーブルの買い直しです。昇降デスクでは、必要な長さに50cm足す。これを基準にしました。

HDMIは1.5mから3mへ、モニターの電源は1.8mから3mへ。USB-Cのケーブルも2mのものに揃えました。1本あたり1,000円から2,000円くらいの出費で、4本替えて6,000円ほど。トレーより先にこれをやる意味は、たるみがない状態でトレーに固定すると、結局同じことが起きるからです。

ぴんと張った線を隠してもきれいなだけで、上げたときの張力は変わりません。たるみを作って、そのたるみをトレーの中に収める。これが基本の考え方です。私は上げきった状態で10cmほど余裕が残る長さにしました。

ちなみに、長いケーブルは信号品質が落ちるという話があります。4K60Hzの映像を通すHDMIだと、認証のないケーブルで5mを超えると不安定になることがあるようです。3m程度なら、規格に対応した製品を選べばまず問題は出ませんでした。

ケーブルトレーの取り付け手順

買ったのはサンワダイレクトのクランプ式ケーブルトレー、幅60cmのタイプです。価格は4,000円台。スチール製のメッシュで、天板の裏にクランプで挟んで固定します。

ケーブルトレー スチールトレー クランプ式 デスク下収納 マグネット 80cm

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取り付けは30分ほどで終わりました。手順としてはこうです。

  • 天板を一番下まで下げて、机の下に潜れる姿勢を作る
  • 今つながっているケーブルを全部抜いて、床に並べて何本あるか数える
  • トレーを仮当てして、脚や引き出しに干渉しない位置を決める
  • クランプを天板の縁に挟んで、ネジを手で締める。工具は付属のものだけで足りた
  • 電源タップをトレーの中に置いて、結束バンドで2箇所留める
  • ケーブルを1本ずつタップに挿し、余った長さをトレーの中で8の字にまとめる

ここで一番時間を使ったのが3番目の位置決めです。私の机は幅140cmで、脚が両端から15cmほど内側に立っています。トレーを中央に置くと脚には当たらないものの、天板を下げたときにトレーの底が椅子の座面とぶつかりました。5cmほど奥にずらして解決しています。仮当てを飛ばして本締めしていたら、やり直しでした。

クランプ式とネジ止め式のどちらを選ぶか

取り付け方式は大きく2つです。クランプ式は天板を挟んで固定するので、穴を開けません。賃貸で家具を傷つけたくない場合や、机を将来売る可能性がある場合はこちらです。対応する天板の厚みが決まっていて、私が買ったものは1cmから5cmまででした。買う前に自分の天板の厚みを測る必要があります。

ネジ止め式は天板の裏に直接ネジを打ちます。位置の自由度が高く、幅の広いトレーでもたわみにくい。ただし穴が残ります。それと、昇降デスクの天板は素材が集成材やパーティクルボードのことがあって、下穴なしでネジを打つと割れることがあります。私は賃貸に置いている借り物ではないものの、模様替えの可能性を考えてクランプ式にしました。

電源タップごと載せる、という発想

トレーを入れて一番効果があったのは、ケーブルを隠したことではなく、電源タップを床から持ち上げたことでした。

それまでは6口のタップを床に転がしていました。ここから机の上へ4本、床のルーターへ2本が伸びる。天板を上げると、机の上へ行く4本が同時にタップを引っ張ります。ブラックアウトの原因もこれです。

タップをトレーの中に固定してしまうと、机の上のモニターとタップの距離は、天板が上下しても変わりません。同じ天板にぶら下がっているので、一緒に動くからです。動く必要があるのは、トレーから壁のコンセントへ行く1本だけ。引っ張られる線が4本から1本に減って、その1本に十分なたるみを持たせれば済むようになりました。

タップの容量には注意が要ります。私は1,500Wまでの6口タップに、モニター2枚、ノートPCの充電器、デスクライト、卓上の扇風機をつないでいます。合計しても200W前後なので余裕がありますが、電気ストーブのような大きな負荷をここに足すつもりはありません。トレーの中は熱がこもりやすい場所でもあります。

掃除機が、机の下を一直線にかけられる

予想していなかった効果として、掃除が楽になりました。

床にケーブルもタップも落ちていないので、掃除機のヘッドが机の下を端から端まで止まらずに通ります。以前はタップを持ち上げて、ケーブルの束を足でどかしながらかけていました。週2回の掃除で毎回1分は削れている計算です。

子どもがハイハイを始めるのは、まだ少し先です。ただ、床にケーブルが落ちていない状態を先に作っておけるのは大きい。口に入れる、引っ張って機器を落とす、という心配の種を一つ潰せました。この目的だけでも、4,000円台を払う理由はあったと思っています。

組んだあとに気づいた面倒くささ

短所も書いておきます。一度きれいに組むと、配線の変更が面倒になります。

先日、モニターをもう1枚足そうとしました。やることは電源とHDMIを1本ずつ増やすだけなのに、トレーの中で8の字にまとめたケーブルをほどいて、結束バンドを切って、また束ね直す作業が発生する。実作業で40分かかりました。組む前なら、床のタップに挿して終わりだった作業です。

対策として、結束バンドの一部を面ファスナーのベルトに替えました。使い捨てのバンドと違って何度でも留め直せます。1本あたり50円くらいなので、最初から全部これにしておけばよかった。

もうひとつ、トレーは机の下を狭くします。幅60cm、奥行き12cmほどの箱が天板の裏にぶら下がるので、足を組んだときに膝が当たることがあります。座面の高さを2cm下げて回避しましたが、身長が高い人は奥行きの浅いモデルを選んだほうがいいかもしれません。

それでも、天板を上げるたびにモニターが消えないか気にする生活には戻れません。今は立ち作業に切り替えるとき、何も考えずにボタンを押しています。

この記事は開発環境の個別レビューです。モニター選びの判断基準そのものは開発用モニターの選び方|4K・WQHD・ウルトラワイドをコードを書く視点でで整理しています。

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